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欧米為替見通し:ドル・円は上げ渋りか、米国内でのウイルス被害拡大で警戒続く

2020/3/31 17:25 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は上げ渋りか、米国内でのウイルス被害拡大で警戒続く 31日の欧米外為市場では、ドル・円は上げ渋る展開を予想する。中国経済の早期回復期待から過度なリスク回避の動きは後退する見通し。ただ、米国内での新型コロナウイルスの感染被害は拡大中で、景気減速への警戒からドル買いは抑制されそうだ。 新型ウイルスの世界的蔓延による市場への影響は続くものの、足元では過度な懸念はいったん収束したもよう。そうしたなか本日発表された中国の製造業と非製造業のPMIはいずれも50を上回るなど想定外に強い内容となり、中国経済の早期回復に期待感が広がった。それを受け、アジア市場ではリスク選好的な円売りで主要通貨は対円で値を上げ、ドル・円は一時108円70銭台まで強含んだ。東京株式市場では日経平均株価が下げに転じたものの、円売り基調は継続。ドルは108円前半に失速しながらも、底堅い値動きを維持した。 この後の海外市場でも、ウイルス被害に関するネガティブな報道がなければ、中国経済への回復期待を背景とした円売り地合いが継続しそうだ。米国内で人工呼吸器の製造が急ピッチで進められていることなども好感される。ただ、年度末・月末に伴う売り買いの交錯で、今晩は方向感が出にくい見通し。一方、トランプ大統領は4月12日の復活祭までに経済活動再開したいとの目標を撤回し、外出の自粛などの措置を来月末まで延長した。今週発表される雇用統計は予想以上に悪化している可能性もあり、一段のドル買いは進めづらいとみる。 【今日の欧米市場の予定】 ・18:00 ユーロ圏・3月消費者物価指数速報値(前年比予想:+0.8%、2月:+1.2%) ・21:00 南ア・2月貿易収支(予想:+36億ランド、1月:-19億ランド) ・22:00 米・1月S&PコアロジックCS20都市住宅価格指数(前年比予想:+3.29%、12月:+2.85%) ・22:45 米・3月シカゴ購買部協会景気指数(予想:40、2月:49) ・23:00 米・3月消費者信頼感指数(予想:110.0、2月:130.7) 《FA》