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欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、欧米株式持ち直しも上昇局面で利益確定売り

2020/3/17 17:25 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、欧米株式持ち直しも上昇局面で利益確定売り 17日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。前日の記録的な下げを記録した欧米株式が持ち直し、円売りに振れやすい見通し。ただ、市場の混乱が続くなか、ドルは上昇局面となれば利益確定売りに下押しされそうだ。 新型コロナウイルスの市場への影響を抑えるため、主要中銀が緩和的な金融政策を相次いで打ち出すものの、混迷は深まる一方だ。米連邦準備制度理事会(FRB)は15日、前倒しして開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で実質ゼロ金利政策を決定。ただ、かえって先行きへの不安を増幅させる形となり、16日のNY株式市場でダウは2997ドル安と歴史的な急落に見舞われた。日銀も予定を早めた金融政策決定会合で、ETFの買入れ増額などに踏み切ったが、効果は限定的。そうした状況下で、安全通貨のドルが対主要通貨で選好される地合いとなった。 不安定な相場は目先も続くとみられるが、本日のアジア取引時間帯では欧米株式先物がプラス圏で推移しており、今晩は株式市場の持ち直しを背景とした円売りが先行する見通し。また、今晩発表される米国の小売売上高や鉱工業生産など経済指標が堅調な内容となれば、株買い・ドル買いの手がかりに。半面、株価の自律反発で警戒が弱まれば、安全通貨のドルの需要は減退しよう。一方、米10年債利回りは前週の過去最低水準からは脱したものの、低い水準にとどまっている。ドルは高値圏では利益確定売りに押されやすく、上昇は限定的とみる。 【今日の欧米市場の予定】 ・18:30 英・11-1月ILO失業率(予想:3.8%、10-12月:3.8%) ・19:00 独・3月ZEW景気期待指数(予想:-30.0、2月:8.7) ・21:30 米・2月小売売上高(前月比予想:+0.2%、1月:+0.3%) ・22:15 米・2月鉱工業生産(前月比予想:+0.4%、1月:-0.3%) ・22:15 米・2月設備稼働率(予想:77.1%、1月:76.8%) ・23:00 米・1月JOLT求人件数(予想:640.1万件、12月:642.3万件) ・23:00 米・3月NAHB住宅市場指数(予想:74、2月:74) ・23:00 米・1月企業在庫(前月比予想:-0.1%、12月:+0.1%) 《FA》