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前場に注目すべき3つのポイント~日銀の判断に関心が集まる

2020/3/2 8:45 FISCO
*08:45JST 前場に注目すべき3つのポイント~日銀の判断に関心が集まる 2日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:日銀の判断に関心が集まる ■前場の注目材料:日立、今期純利益55%減に下方修正 日立化株の売却後ずれで ■ユアサ商事、2社買収、スバル系など仮設住宅製販 ■日銀の判断に関心が集まる 2日の日本株市場は、引き続き新型コロナウイルスの感染者拡大による世界経済の鈍化懸念を背景に、不安定な相場展開が続きそうである。2月28日の米国市場では、NYダウが357ドル安となった。ニュージーランドやナイジェリアでも新型コロナウイルスの感染者が発見されたことを受けて、一時1000ドルを超す下落局面もみられていた。 その後は、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が緊急の声明を発表し、「景気を下支えするために適切に行動する」と述べて、追加の利下げの可能性を示唆したことで下落幅を縮めている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比65円安の21015円だが、安いところでは20460円まで急落する局面もみられた。追加の利下げの可能性を示唆したことにより、円相場は1ドル107年70銭台と円高に振れて推移している。 先週は波乱の相場展開となったが、新型コロナウイルスの感染拡大で世界経済の先行きは不確実性が大きくなっているという認識のもと、日銀の金融政策へ関心が集まりそうである。先週には財務省、金融庁、日銀の3者が財務省内で臨時会合を開いていたが、FRBと歩調を合わせる格好で追加緩和へ動くとなれば金融市場への安心感につながる可能性がありそうだ。 また、先週はリスクパリティ戦略の巨大な資金による機械的な株式の売却が話題となっていたが、先週末に発表された2月25日時点のヘッジファンドのVIX指数先物の差し引き建玉はピーク時から半減程度まで一気に減少している。その後の波乱展開を想定すれば、相当減少している可能性があり、リスクパリティ戦略に伴う機械的な株式の売却についてもピークアウトした可能性がある。 しばらくは波乱含みの相場展開が続くことになりそうだが、次第に落ち着きをみせてくることに期待したいところであろう。個人主体の需給は相当悪化したとみられるが、先週の急落によって一気に整理も進んだと考えられる。中長期的な視点による押し目拾いのタイミングを窺う流れも次第に意識されてこよう。 ■日立、今期純利益55%減に下方修正 日立化株の売却後ずれで 日立<6501>、2020年3月期の純利益が前期比55%減の1000億円になりそうだと発表。従来予想(24%減の1700億円)から700億円引き下げた。昭和電工<4004>が日立化成<4217>のTOB開始を延期し、日立化株の売却時期が21年3月期に後ずれするため。 ■前場の注目材料 ・ナスダック総合指数は上昇(8567.37、+0.89) ・SOX指数は上昇(1705.54、+36.89) ・米長期金利は低下 ・新型肺炎で追加金融緩和期待 ・日銀のETF購入 ・株安局面での自社株買い ・来期の業績回復期待 ・ユアサ商事<8074>2社買収、スバル系など仮設住宅製販 ・トヨタ自<7203>天津にEVなど環境対応車の新工場、1300億円投資 ・Jフロント<3086>新型肺炎/大手百貨店、臨時休業・営業時間を短縮 ・明電舎<6508>名古屋事業所に新工場、モーターとインバーターの一体機生産 ・ブイキューブ<3681>遠隔地から作業支援、スマートグラス活用のシステム提供 ・NEC<6701>顔認証で手ぶら決済、レジレス店舗を公開 ・大王製紙<3880>丸紅とブラジル衛生品株取得、現地合弁の子会社に ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 10-12月期法人企業統計調査・全産業設備投資(前年比予想:-2.6%、7-9月期:+7.1%) <海外> ・10:45 中・2月財新製造業PMI(予想:46.0、1月:51.1) 《SF》
関連銘柄 10件
1,588.5
10/4 15:00
+7(%)
時価総額 429,794百万円
大丸と松坂屋HDが経営統合して誕生した持株会社。パルコなども傘下に収める。百貨店事業を主力に、SC事業やデベロッパー事業等も。27.2期事業利益520億円目標。百貨店事業では外商活動の広域化に取り組む。 記:2024/05/06
3681 東証プライム
224
10/4 15:00
+1(%)
時価総額 5,541百万円
映像コミュニケーションサービス会社。Web会議システムの提供や、オンラインイベント、セミナー、ライブ配信等の企画、開発、販売を行う。遠隔医療でもサービスを提供。23年12月期は製薬や人材の領域が足踏み。 記:2024/04/11
3880 東証プライム
905
10/4 15:00
+2.2(%)
時価総額 152,957百万円
国内4位の製紙メーカー。紙・板紙に強み。家庭紙製品やペットケア製品を強化中。24.3期3Q累計は紙・板紙の需要が振るわず。中国の紙オムツも苦戦。だが価格改定が進んで黒字に。北越コーポと業務提携の検討開始。 記:2024/04/16
3,703
10/4 15:00
-29(%)
時価総額 684,688百万円
昭和電工と旧日立化成が統合した機能性化学メーカー。半導体材料で世界トップシェアレベルの製品多数。製品販売価格の上昇等で、23.12期通期はイノベーション材料部門が増益。24.12期は黒字転換見通し。 記:2024/04/16
4217 東証1部
4,625
6/18 15:00
+5(%)
時価総額 963,688百万円
リチウム電池向け負極材で世界首位。電子材料など機能材料事業や先端部品・システム事業が主力。昭和電工がTOBで完全子会社へ。3Q累計では足踏みも、ダイボンディング材や封止材などの電子材料で巻き返しを展望。 記:2020/03/20
6501 東証プライム
3,761
10/4 15:00
-20(%)
時価総額 17,438,136百万円
総合電機大手。金融ソリューションや社会インフラITシステム、原子力関連ビジネス、鉄道システム、ビルシステム等を手掛ける。日立エナジーは受注残が増加。デジタルシステム&サービスはLumada事業が拡大。 記:2024/06/15
6508 東証プライム
3,465
10/4 15:00
+110(%)
時価総額 157,755百万円
中堅重電メーカー。1897年創業。変電・配電システムや発電システム、電鉄用システム、上下水道プラント用設備、半導体製造分野向け機器等を手掛ける。変電事業は北米などの需要増、収益性改善策の寄与で順調。 記:2024/06/15
6701 東証プライム
14,070
10/4 15:00
-80(%)
時価総額 3,839,000百万円
大手ITサービス会社。1899年設立。システム構築等のITサービス事業、ネットワークインフラ等の社会インフラ事業が柱。顔・虹彩などの生体認証に強み。クラウド、モダナイゼーション、生成AIなどの強化図る。 記:2024/08/10
7203 東証プライム
2,586
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時価総額 42,190,556百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
8074 東証プライム
4,935
10/4 15:00
+5(%)
時価総額 114,275百万円
産業機械や工業機械、建設機械、エクステリア商材を扱う専門商社。仕入先は約6000社、販売先は約2万社。カーボンニュートラル関連の省エネ商材は需要増。特別利益を計上。24.3期3Q累計は大幅最終増益。 記:2024/04/13