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後場に注目すべき3つのポイント~日本株の軟調ぶり目立つ

2020/2/18 12:44 FISCO
*12:44JST 後場に注目すべき3つのポイント~日本株の軟調ぶり目立つ 18日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は大幅に4日続落、日本株の軟調ぶり目立つ ・ドル・円は弱含み、日本株安で円買い主導 ・値下がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位は東エレク<8035> ■日経平均は大幅に4日続落、日本株の軟調ぶり目立つ 日経平均は大幅に4日続落。285.80円安の23237.44円(出来高概算5億7000万株)で前場の取引を終えている。 17日の米株式市場はプレジデンツデーの祝日で休場だった。ただ、米アップルが新型肺炎の影響から1-3月期の売上高予想を達成できない見込みと発表し、東京市場では電子部品や半導体関連といったハイテク株を中心に売りが先行。日経平均は124円安からスタートすると、寄り付き後も下げ幅を広げる展開となった。前場中ごろを過ぎると23228.57円(294.67円安)まで下落する場面があった。 個別では、東エレク<8035>、村田製<6981>、太陽誘電<6976>といったハイテク株が軒並み大きく売られ、SUMCO<3436>、アドバンテス<6857>、ディスコ<6146>は6%を超える下落。その他売買代金上位もソフトバンクG<9984>、ソニー<6758>、トヨタ自<7203>など全般軟調で、任天堂<7974>は小安い。安川電<6506>は一部証券会社の投資判断引き下げ、DyDo<2590>は前期業績の下方修正を受けて売りが出て、IBJ<6071>が急反落し東証1部下落率上位に顔を出した。一方、売買代金上位ではファーストリテ<9983>やリクルートHD<6098>が逆行高となり、ネットワン<7518>は大幅に5日続伸。決算発表のブリヂス<5108>は朝安後に切り返した。また、日本調剤<3341>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。 セクターでは、精密機器、金属製品、電気機器などが下落率上位で、その他も全般軟調。ゴム製品のみ小幅に上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の86%、対して値上がり銘柄は11%となっている。 前日の米市場の休場で手掛かりに乏しいとみられていた本日の株式相場だが、アップルが売上高予想の未達見込みを発表し、ハイテク株を中心に大きく値を崩す展開となった。日経平均は1.2%の下落で、取引時間中としては2月4日以来、2週間ぶりの安値水準で前場を折り返した。値がさ株の下落が目立つものの、東証株価指数(TOPIX)の下落率も1.2%と日経平均並みの軟調ぶりで、東証1部全体としても8割を超える銘柄が下落となっている。前日はJPモルガン証券がTOPIX先物を大きく売り越していたが、海外投資家による株価指数先物の売りが続いていると考えられる。 TOPIXの下落率から、後場は日銀による上場投資信託(ETF)買い入れ実施が見込まれる。しかし、円相場は朝方から強含みで推移しており、アジア市場では香港ハンセン指数などが軟調とあって、日経平均の戻りも期待しづらいところだろう。 本稿執筆時点でのアジアの主要株式指数を比較すると、中国・上海0.2%安、台湾0.5%安、香港1.1%安、韓国1.4%安などとなっており、日経平均は韓国総合株価指数(KOSPI)に次ぐ軟調ぶりだ。1月末から前日までの騰落率を見ても、米国4.0%高(NYダウ)、香港6.3%高に対し、日経平均は1.4%高にとどまる。中国・上海は春節(旧正月)の連休前の水準を既に回復しており、日経平均の戻りの鈍さが際立つ。新型肺炎は国内において「発生の早期にある」とされ、これから感染拡大が警戒されるうえ、2019年10-12月期国内総生産(GDP)の急減も加わって、海外投資家の日本株に対するスタンスが厳しくなっている可能性もあるだろう。 ■ドル・円は弱含み、日本株安で円買い主導 18日午前の東京市場でドル・円は弱含み。日本国内での新型コロナウイルスの感染拡大で企業の業績などへの影響が懸念され、ランチタイムの日経平均先物は大幅安。後場の日経平均株価は下げ幅を拡大する可能性から円買い圧力が強まり、ドルは一時109円67銭まで弱含んでいる。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円72銭から109円86銭、ユーロ・円は118円78銭から119円06銭、ユーロ・ドルは1.0822ドルから1.0838ドルで推移。 ■後場のチェック銘柄 ・クリエアナブキ<4336>、スガイ化学工業<4120>など、7銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位は東エレク<8035> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・中国国有資産監督管理委員会 「新型コロナウイルスの感染拡大による産業への影響は主に2月に表われる」 ・豪準備銀行(議事要旨) 「2月の会合で追加利下げについて協議した」 「経済成長や雇用、インフレを支えるため一段の緩和の用意がある」 「新型コロナウイルスは世界経済に新たな不確実性のリスク」 <国内> 特になし <海外> 特になし 《HH》
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ダイドードリンコを中核とする持株会社。自販機台数で国内3位。ダイドーブレンドの缶コーヒーに強み。海外飲料事業や医薬品関連事業、食品事業等も展開。好調な販売により、医薬品関連事業は工場稼働率が向上。 記:2024/06/09
3341 東証プライム
1,238
9/18 15:00
+3(%)
時価総額 39,675百万円
国内大手の保険調剤薬局チェーン。ジェネリック医薬品の製造・販売、医療従事者派遣・紹介事業も。総店舗数は730店舗超。オンライン医療、在宅医療などが注力領域。スペシャリティ医薬品の取扱い増を見込む。 記:2024/06/09
3436 東証プライム
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9/18 15:00
+62(%)
時価総額 510,905百万円
半導体用シリコンウェーハの製造・販売を行う。TSMCなど半導体メーカーが主要取引先。日本、米国、台湾などに製造拠点。海外売上高比率が高い。AI活用による生産性改善などコスト競争力の強化に取り組む。 記:2024/08/30
4120 東証スタンダード
2,129
9/18 14:43
+83(%)
時価総額 2,923百万円
ファインケミカル専業メーカー。1928年創業。和歌山県和歌山市に本社。殺菌剤などの農薬中間物が主力。医薬中間物や機能性中間物、界面活性剤等も。生産性改善や大型新製品の立ち上げにより、業績向上を目指す。 記:2024/07/01
4336 JQスタンダード
907
2/22 12:30
±0(%)
時価総額 2,122百万円
中四国地盤の人材サービス会社。物流関連アウトソーシングなども。親会社の穴吹興産が完全子会社化に向けてTOBを実施へ。TOB価格は910円。TOB成立ならば上場廃止に。22.3期3Q累計は販管費増が重石に。 記:2021/12/14
5108 東証プライム
5,389
9/18 15:00
+109(%)
時価総額 3,846,119百万円
世界的なタイヤメーカー。1931年創業。生産拠点数は国内外で100超。化工品事業、スポーツ・サイクル事業等も手掛ける。海外売上比率は7割超。乗用車用プレミアムタイヤの拡販などで販売ミックスの改善図る。 記:2024/08/10
6071 東証プライム
719
9/18 15:00
+16(%)
時価総額 30,198百万円
大手婚活サービス会社。結婚相談所「IBJメンバーズ」などの結婚相談所事業が主力。婚活・恋活マッチングアプリ、韓国語スクールの運営等も行う。加盟店含む結婚相談所数は4300超。直営店はオプション商品を拡充。 記:2024/08/29
8,674
9/18 15:00
+24(%)
時価総額 14,710,757百万円
米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
6146 東証プライム
34,830
9/18 15:00
+1,120(%)
時価総額 3,772,681百万円
半導体の精密加工装置、精密加工ツールの製造・販売を行う。1937年に広島県呉市で創業。ダイシングソーなどで世界トップシェア。パワー半導体向け中心に精密加工装置は出荷順調。生産能力の強化、効率化推進。 記:2024/06/28
6506 東証プライム
4,416
9/18 15:00
+35(%)
時価総額 1,177,703百万円
ACサーボモータ等のモーションコントロール、産業用ロボットが柱。1915年創業。鉄鋼用大型プラント設備、環境・エネルギー機器なども。工場の内製化、自動化を推進。26.2期営業利益1000億円目指す。 記:2024/05/08
6758 東証プライム
12,810
9/18 15:00
+5(%)
時価総額 16,154,460百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6857 東証プライム
6,125
9/18 15:00
+109(%)
時価総額 4,692,785百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6976 東証プライム
2,817
9/18 15:00
+27.5(%)
時価総額 366,824百万円
電子部品メーカー。積層セラミックコンデンサ等のコンデンサが主力。インダクタや通信用デバイス、アルミニウム電解コンデンサ等も。自動車、情報インフラ・産業機器が注力市場。インダクタや複合デバイスは売上順調。 記:2024/06/11
6981 東証プライム
2,645
9/18 15:00
+10(%)
時価総額 5,362,587百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
7203 東証プライム
2,485
9/18 15:00
+79(%)
時価総額 40,542,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7518 東証プライム
3,580
9/18 15:00
-32(%)
時価総額 298,096百万円
独立系ネットワークインテグレーター。ICTシステムに係るネットワークやセキュリティのソリューション開発、構築、保守、運用まで展開。DX戦略コンサルティングサービスなどに注力。ストック型ビジネスを強化。 記:2024/07/28
7974 東証プライム
7,559
9/18 15:00
+13(%)
時価総額 9,816,798百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8035 東証プライム
22,465
9/18 15:00
+25(%)
時価総額 10,595,235百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
44,820
9/18 15:00
+750(%)
時価総額 14,262,665百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
8,196
9/18 15:00
+28(%)
時価総額 14,121,331百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17