マーケット
11/26 15:15
38,442.00
-338.14
44,860.31
+123.74
暗号資産
FISCO BTC Index
11/28 1:41:29
14,517,400
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

「兜町放浪記」:新型コロナウイルス・ショックの影響【FISCOソーシャルレポーター】

2020/1/30 17:44 FISCO
*17:44JST 「兜町放浪記」:新型コロナウイルス・ショックの影響【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家兜町放浪記氏(ブログ「兜町放浪記」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 ---- ※2020年1月27日9時に執筆 2020年相場も早くも1ヶ月が経過しようとしている。NYダウは連日の史上最高値更新で沸き返る中、ようやく日経平均は17日に昨年最高値を上回る高値24,115.95円をつけるものの24,000円台固めが出来ずに推移している。昨年12月に米中貿易協議が部分合意成立見通しとなると、年初には米国によるイラン司令官殺害と対米ミサイル報復が投資家心理を冷やし、そこが一段落すると今度は新型コロナウイルスに恐怖する目まぐるしい展開である。 時に大きな危機は経済的には新たな需要を生むキッカケとなりやすい。災害の後には復旧・復興需要が特需として生まれるし、戦争となれば軍事物資の生産に関係する業界は活況に沸くことになるともいえる。 週明け27日以降の東京市場では新型コロナウイルスの感染拡大が株価急落材料として市場参加者に認知されるのか、自分としては興味深いところである。数週間前から「中国で新型肺炎が流行している」との情報は報じられていたが、NYダウは史上最高値をつける上昇で受け流してきた。 週明けのニュースで中国での感染患者数と死亡数が急増するようなら、NYダウは日経平均以上に敏感に反応することもあり得るだろう。ここはキャッシュポジションを高める場面だろうと考える。 新型コロナウイルス・ショックに対する立ち回り方としては、すでに株価急騰を演じている衛生用品関連株の押し目狙いとウイルス感染予防を連想させる商品を取り扱う銘柄の買い、パンデミックを警戒する全体安に乗じた空売りとなりそうだと予想する。 直近相場では、感染防止にどこまで役立つのかの真偽不明ではあるが、マスク製品を製造販売する個別銘柄が好人気のようだ。今後はマスク以外にも、ウイルス除去・除菌関連商品を手掛ける銘柄さがしと医療従事者向け商品を供給する銘柄などにも相場妙味が高まるだろう。 ここでは以下の銘柄に注目したい。 ・フマキラー<4998>・・・ウイルス対策スプレーを販売している。大手証券が1月初旬にレーティングを「買い」に据え置き、目標株価を1,270円から1,450円へ引き上げており、連想買いの火の手が回ってきそうな地合いだと思われる。 ・重松製作所<7980>・・・北朝鮮リスクが高まった時などに防衛関連株として人気化するJASDAQ銘柄として知られる。新型コロナウイルス関連株物色で昨年安値(601円)からすでに2.4倍(1月24日終値時点)となっているが、パンデミックの兆候となれば「理外の理」相場となることもあるのではないだろうか。 ・メドレー<4480>・・・昨年12月に上場した直近IPO銘柄。初値は公開価格(1,300円)を30円下回る1,270円となり、上場後もしばらく公開価格を上回れない展開が続いていたが、最近株価上昇の兆しも。医療情報や遠隔医療を手掛けている出遅れ株と注目している。 ---- 執筆者名:兜町放浪記 ブログ名:兜町放浪記 《US》
関連銘柄 3件
4480 東証プライム
4,345
11/27 15:30
-35(%)
時価総額 142,251百万円
人材採用システム「ジョブメドレー」など医療・介護領域に特化した人材紹介サービスを手掛ける。調剤薬局向けシステム「Pharms」等も。グッピーズを連結子会社化。ジョブメドレーは従事者会員数が順調に増加。 記:2024/10/24
4998 東証スタンダード
1,065
11/27 15:30
+2(%)
時価総額 17,562百万円
殺虫剤大手。1874年創業。殺虫剤、園芸用品、家庭用品、防疫用剤等の製造・販売を行う。「ベープ」シリーズ、「カダン」シリーズなどが代表商品。初年度新製品売上寄与率15%以上目標。製造原価の低減図る。 記:2024/10/14
7980 東証スタンダード
803
11/27 15:30
-3(%)
時価総額 5,782百万円
防塵・防毒マスクなどの労働安全衛生保護具を製造・販売。筆頭株主のエアウォーター防災が生産する自給式呼吸器の販売も。新型コロナ対策向けマスクは受注減。順調な受注にる増収効果で原材料費高騰をこなす。 記:2024/09/21