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後場に注目すべき3つのポイント~目先の株安一服も当面は神経質な相場展開

2020/1/8 12:45 FISCO
*12:45JST 後場に注目すべき3つのポイント~目先の株安一服も当面は神経質な相場展開 8日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は大幅反落、目先の株安一服も当面は神経質な相場展開 ・ドル・円は下げ渋り、イランの米軍施設攻撃後は買戻し ・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はファナック<6954> ■日経平均は大幅反落、目先の株安一服も当面は神経質な相場展開 日経平均は大幅反落。461.08円安の23114.64円(出来高概算7億9000万株)で前場の取引を終えている。 7日の米株式市場でNYダウは反落し、119ドル安となった。米軍によるイラン革命防衛隊司令官の殺害を受け、イランが米国への報復を示唆。中東情勢悪化への警戒感が相場の重しとなった。また、朝方にはイランが弾道ミサイルで駐イラク米軍基地を攻撃したことが伝わり、本日の日経平均は358円安からスタート。原油先物相場が急伸し、円相場が一時1ドル=107円台後半まで上昇するとともに、日経平均は22951.18円(624.54円安)まで下落する場面があった。ただ、前場中ごろを過ぎるとやや下げ渋り、23100円近辺まで戻して前場を折り返した。東証1部の値下がり銘柄は全体の9割超と全面安の展開になっている。 個別では、ソフトバンクG<9984>や日立<6501>が2%超、村田製<6981>が3%超下落しているほか、任天堂<7974>、ファーストリテ<9983>、トヨタ自<7203>などその他売買代金上位も全般軟調。ただ、前日賑わったソニー<6758>は本日も小幅安にとどまっている。一昨日と同様に海運株が大きく売られ、川崎船<9107>は6%近い下落。また、堅調な決算ながら材料出尽くし感が広がったネクステージ<3186>は東証1部下落率トップとなっている。一方、売買代金上位ではNEC<6701>が逆行高。原油高を受けて国際帝石<1605>や石油資源<1662>も買われた。また、防衛関連の石川製<6208>や豊和工<6203>はストップ高を付けた。セクターでは、海運業、ガラス・土石製品、精密機器などが下落率上位で、その他も全般軟調。上昇したのは鉱業のみだった。 イランによる駐イラク米軍基地攻撃を受けて中東情勢を巡る緊張が一気に高まり、本日の日経平均は一時600円超下落し、節目の23000円を取引時間中としてはおよそ1カ月半ぶりに割り込む場面があった。ただ、前場中ごろを過ぎると株安・円高とも一服しつつある。米軍は被害状況を確認中だが、現時点で死者は出ていないもようで、トランプ米大統領は予定していた演説を取り止めたとの情報がある。また、イラン側も米国が報復しなければ更なる攻撃を取り止めるとの考えを示しているようだ。いずれも未確認の情報だが、「ここまで状況はまだ米イラン双方のコントロール下にある」との見方が短期筋の買い戻しにつながっているものとみられる。 しかし、日経平均は大発会から大幅な下落と上昇を繰り返しており、中東での偶発的な衝突発生や世界的なテロ拡散などのリスクを考慮しても、積極的な買いは入れづらいところだろう。新興市場でもマザーズ指数が一時3%超の下落。一般的に外部環境の影響を受けにくいとされる中小型株だが、やはり個人投資家は地政学リスクに敏感だ。当面は関連ニュースに大きく振らされる、神経質な相場展開が続きそうだ。なお、本日はABCマート<2670>やウエルシアHD<3141>の決算、米国では2019年12月のオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)全米雇用リポートなどの発表が予定されている。 ■ドル・円は下げ渋り、イランの米軍施設攻撃後は買戻し 7日午前の東京市場でドル・円は下げ渋り。イラクにある米軍の駐留基地がイランから弾道ミサイルの砲撃を受けたことでリスク回避的な円買いが優勢となり、一時107円台まで下落。ただ、イラン側が米国との戦争を望まないとの見解を示し、ドルは急激に買い戻された。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は107円65銭から108円52銭、ユーロ・円は120円17銭から120円99銭、ユーロ・ドルは1.1145ドルから1.1168ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・神田通信機<1992>、石川製作所<6208>など、11銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はファナック<6954> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・トランプ米大統領 「イランからイラクにある2カ所の基地にミサイルが発射された」 「最も強力で備えのある軍が世界中にある」 「明日の朝に声明を発表する」 ・ザリーフ・イラン外相 「イランの措置は完了。戦争を求めてはいない」 【経済指標】 ・日・11月毎月勤労統計・現金給与総額:-0.2%(前年比予想:-0.1%、10月:0.0%) <国内> 特になし <海外> ・16:00 独・11月製造業受注(前月比予想:+0.2%、10月:-0.4%) 《HH》
関連銘柄 18件
1605 東証プライム
2,440.5
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時価総額 3,384,161百万円
原油・ガス開発生産で国内最大手。世界20カ国以上で約70の石油・天然ガスプロジェクトを展開。水素・アンモニアなどネットゼロ分野を育成。アブダビでe-メタン製造事業の共同調査に参画。23.12期は足踏み。 記:2024/02/29
1662 東証プライム
6,480
7/8 15:00
-100(%)
時価総額 370,364百万円
石油開発最大手。日本政府が筆頭株主。北海道、秋田県、山形県、新潟県に油ガス田を保有。E&P事業は売上伸長。北米、中東における原油販売量の増加が寄与。増収効果や販管費の減少により、24.3期3Qは営業増益。 記:2024/04/09
1992 東証スタンダード
2,400
7/8 12:30
±0(%)
時価総額 6,295百万円
情報通信設備会社。電話交換設備やネットワークシステム、サポートサービスを展開。日立や三菱電機の特約店。手持ち工事の進捗順調で照明制御事業は黒字転換。24.3期3Qは2桁増収増益。通期業績予想を上方修正。 記:2024/03/04
2670 東証プライム
2,739
7/8 15:00
-39(%)
時価総額 678,228百万円
ABCマートを運営する靴小売大手。ナイキ、アディダスなどのブランドと強固な関係を構築。オッシュマンズ・ジャパン等を傘下に収める。グループ店舗数は1480店舗超。複合業態店舗の出店拡大を積極的に進める。 記:2024/05/06
1,944.5
7/8 15:00
-6(%)
時価総額 407,670百万円
ドラッグストアチェーン最大手。調剤薬局併設、24時間営業の「ウエルシア薬局」を全国展開。イオン傘下。26.2期売上高1兆5000億円目指す。介護事業の積極展開、健康サービス拡充など事業領域の拡大図る。 記:2024/04/29
3186 東証プライム
2,150
7/8 15:00
-83(%)
時価総額 173,471百万円
中古車販売大手。総合店「ネクステージ」に加え、SUVやミニバン、輸入車に特化した各種専門店を展開。北海道東北地方は販売高が大幅増。拠点数の増加等により、販売台数が増加。23.11期通期は2桁増収。 記:2024/02/24
6203 東証スタンダード
933
7/8 15:00
+34(%)
時価総額 11,707百万円
産業用機械メーカー。工作機械の製造・販売が主力。防音サッシやパワーチャックも手掛ける。路面清掃車でトップシェア。建材は防音サッシ、一般サッシが売上増。火器は防衛省向け装備品が堅調。24.3期3Qは増収。 記:2024/02/26
6208 東証スタンダード
1,905
7/8 15:00
+43(%)
時価総額 12,165百万円
段ボール製函印刷機や段ボール重量包装機、合撚糸機などの製造販売を行う。機雷等の防衛機器も手掛ける。レンゴーが筆頭株主。アフターサービスや製品カスタマイズ、専用設計に強み。健康経営優良法人2024に認定。 記:2024/04/29
6501 東証プライム
3,646
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-63(%)
時価総額 16,904,931百万円
総合電機大手。金融ソリューションや社会インフラITシステム、原子力関連ビジネス、鉄道システム、ビルシステム等を手掛ける。日立エナジーは受注残が増加。デジタルシステム&サービスはLumada事業が拡大。 記:2024/06/15
6701 東証プライム
13,750
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時価総額 3,751,688百万円
大手ITサービス会社。システム構築やコンサル、サポート等のITサービスと、テレコムサービスや航空宇宙防衛の社会インフラが柱。通信インフラで国内トップ。今期3Q累計はITサービスと航空宇宙防衛が堅調に推移。 記:2024/03/09
6758 東証プライム
13,910
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時価総額 17,541,651百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6954 東証プライム
4,397
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時価総額 4,438,978百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
6981 東証プライム
3,574
7/8 15:00
-7(%)
時価総額 7,246,081百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
7203 東証プライム
3,285
7/8 15:00
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時価総額 53,594,732百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7974 東証プライム
8,791
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-106(%)
時価総額 11,416,784百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。当期ミリオンセラータイトル数は自社17、他社7の計24本。新作タイトル好調や円安で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/27
9107 東証プライム
2,580
7/8 15:00
-120.5(%)
時価総額 1,843,998百万円
海運国内3位。1919年設立。自動車船事業などの製品物流部門が主力。ドライバルク事業等も。持分法適用関連会社にコンテナ船事業を行うONE社。LNG船等は順調推移見込む。27.3期経常利益1600億円目標。 記:2024/06/17
9983 東証プライム
42,250
7/8 15:00
+150(%)
時価総額 13,444,837百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
11,270
7/8 15:00
+45(%)
時価総額 19,417,692百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17