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米国株見通し:軟調推移、地政学リスクが引き続き重石か
2020/1/6 18:24
FISCO
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*18:24JST 米国株見通し:軟調推移、地政学リスクが引き続き重石か S&P500先物 3210.50(-25.00) (18:13現在)ナスダック100先物 8729.25(-80.75) (18:13現在) 18時13分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は弱含みで推移。NYダウ先物も226ドル安で推移している。欧州株式市場も全面安商状で、ドイツDAXおよびフランスCACは2%近い下落となっている。時間外取引のNY原油先物は前日比1.05ドル高の64.10ドルで推移。こうした引き続き地政学リスクが意識された流れを受けて、6日の米株式市場は売り優勢で始まりそうだ。 6日の米国株式市場は軟調な展開が予想される。前週末3日の米国市場では、米軍がイラクの首都バグダッドでイラン革命防衛隊の精鋭組織の司令官を殺害し、イラン側も報復を示唆するなど中東情勢の悪化が嫌気されて、主要株価指数は揃って下落した。加えて、今週に入ってからは、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が、核実験や大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射の再開を示唆したことで、非核化をめぐる米朝対話も崩壊の危機が示唆されるなど、地政学リスクの台頭が改めて意識されてきている。米朝関係の悪化については米国株式市場もまだ織り込んでいないため、6日の米国市場は、前週末の流れを引き継ぐ形で、全般としては弱含みの展開となりそうだ。また、今週は、7日にISM非製造業景況指数(12月)、10日には雇用統計(12月)の発表が控えている。こうした経済指標を見極めたいとの思惑もあり、積極的な押し目買いも期待しづらいだろう。 本日の6日は特段の経済指標の発表はないが、上述したように、今週はISM非製造業景況指数や雇用統計の発表が控えているほか、11月貿易収支(7日)、12月ADP雇用統計(8日)などの発表が予定されている。また、個別では、8日にドラッグストアのウォルグリーン・ブーツ・アライアンス、家庭用品小売のベッド・バス・アンド・ビヨンドなどの決算発表がある。その他、7日からは、ラスベガスで世界最大規模の国際家電見本市(CES)が開催される。材料があったとしても、どれも本日6日よりは先になるため、こうした背景からも、本日の米国株式市場は軟調推移の後、小動きの展開が予想される。 《YN》
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