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3日の米国市場ダイジェスト:株式相場は下落、中東情勢の緊迫化を嫌気

2020/1/6 8:01 FISCO
*08:01JST 3日の米国市場ダイジェスト:株式相場は下落、中東情勢の緊迫化を嫌気 ■NY株式:下落、中東情勢の緊迫化を嫌気 NY株式相場は下落。ダウ平均は233.92ドル安の28634.88、ナスダックは71.42ポイント安の9020.77で取引を終了した。米軍がイランのソレイマニ司令官を空爆で殺害したことが明らかとなり、中東情勢の緊迫化への懸念から売りが先行。その後は下げ幅をやや縮小して、揉み合う展開となった。セクター別では、不動産や商業・専門サービスが上昇する一方で、自動車・自動車部品や半導体・半導体製造装置が軟調。 中東情勢緊迫化を受けた原油価格の急騰で、アメリカン航空(AAL)やユナイテッド航空(UAL)など航空会社各社が軟調。一方で防衛関連のノースロップグラマン(NOC)やロッキード・マーチン(LMT)が買われた。電気自動車のテスラ(TSLA)は10-12月期の納車台数が11万2000台と予想を上回り、過去最高値を更新した。 過去20回の中東情勢の悪化(緊迫)局面では8割以上の確率で原油価格が大きく上昇しているが、株式相場(S&P500)指数も1-3ヶ月で平均0.9%~2.8%上昇している。 ■NY為替: 3日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円27銭から107円84銭まで下落して引けた。中東情勢の緊迫化を警戒したリスク回避の円買いや米12月ISM製造業景況指数が10年ぶりの低水準に落ち込んだため米国経済の先行き見通しが悪化しドル売りが優勢となった。 ユーロ・ドルは、1.1135ドルまで下落後、1.1180ドルまで上昇して引けた。ドイツの12月消費者物価指数速報値が予想以上に上昇したため、ユーロ売りが一段落した。ユーロ・円は、120円40銭から120円75銭までじり高推移。ポンド・ドルは、1.3110ドルから1.3068ドルまで下落した。ドル・スイスは、0.9734フランから0.9702フランまで下落した。安全通貨としてのフラン買いが優勢となった。 ■NY原油:大幅高、中東情勢の緊迫化で原油供給不安 3日のNY原油先物2月限は大幅高(NYMEX原油2月限終値:63.05 ↑1.87 )。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物2月限は前日比+1.87ドルの63.05ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは61.13ドル−64.09ドル。米国とイランの軍事衝突の可能性が浮上しており、中東産原油の供給不安が生じていることが要因。通常取引開始前の時間外取引で64.09ドルまで上昇した。ただ、米供給管理協会(ISM)が3日公表した昨年12月の製造業景気指数は2009年6月以来となる47.2に低下したことから、原油先物は62ドル台に下げる場面があった。 ■主要米国企業の終値 銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率) バンクオブアメリカ(BAC) 34.90ドル -0.74ドル(-2.08%) モルガン・スタンレー(MS) 51.20ドル -0.84ドル(-1.61%) ゴールドマン・サックス(GS)231.58ドル -2.74ドル(-1.17%) インテル(INTC) 60.10ドル -0.74ドル(-1.22%) アップル(AAPL) 297.43ドル -2.92ドル(-0.97%) アルファベット(GOOG) 1360.66ドル -6.71ドル(-0.49%) フェイスブック(FB) 208.67ドル -1.11ドル(-0.53%) キャタピラー(CAT) 148.44ドル -2.09ドル(-1.39%) アルコア(AA) 21.50ドル +0.08ドル(+0.37%) ウォルマート(WMT) 117.89ドル -1.05ドル(-0.88%) スプリント(S) 5.18ドル -0.04ドル(-0.77%) 《SF》