マーケット
10/4 15:15
38,635.62
+83.56
42,011.59
-184.93
暗号資産
FISCO BTC Index
10/5 16:23:04
9,260,321
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

後場に注目すべき3つのポイント~想定内のこう着といったところ

2019/12/9 12:48 FISCO
*12:48JST 後場に注目すべき3つのポイント~想定内のこう着といったところ 9日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は続伸、想定内のこう着といったところ ・ドル・円は小動き、今週の重要イベント控え様子見 ・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はソフトバンクG<9984> ■日経平均は続伸、想定内のこう着といったところ 日経平均は続伸。107.19円高の23461.59円(出来高概算5億3000万株)で前場の取引を終えた。先週末の米国株高の流れを受けたシカゴ先物にサヤ寄せする格好から23500円を回復して始まった日経平均だったが、寄り付きの23544.31円を高値に上げ幅を縮めており、前場半ばには23360.01円まで上げ幅を縮める局面もみられた。ただし、マイナスに転じることはなく、前引けにかけては再び強含みとなっている。 東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1300を超えており、全体の6割を占めている。セクターでは、石油輸出国機構(OPEC)にロシアなど非加盟国を加えた「OPECプラス」の委員会が減産に合意したことを背景に、鉱業、石油石炭が2%を超える上昇。その他、鉄鋼、保険、海運、パルプ紙、繊維がしっかり。半面、精密機器、医薬品、水産農林、不動産が小安い。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、ファナック<6954>がけん引。一方で、テルモ<4543>、アドバンテスト<6857>、第一三共<4568>が冴えない。 日経平均は23500円を回復して始まったが、その後は方向感の掴みづらい展開となっている。もっとも、重要イベントを控えているほか、地政学リスクを若干警戒する動きもみられており、想定内のこう着といったところであろう。英国では欧州連合(EU)との関係を決める総選挙が12日に迫っている。予測困難であり、しかも金融投資にとって影響度が大きいだけに、新たなポジションは積み上げづらい。さらに、15日に米国が予定している中国製品への新たな関税の発動の行方を見極めたいところである。そのほか、北朝鮮は「重要な実験に成功した」と伝えられており、若干ながら地政学リスクを警戒する向きもあるだろう。 そのため、日経平均の足元でのレンジ相場は継続しやすく、リバランスの商いが中心になりそうである。上方修正など個別に材料の出ている銘柄等へは短期筋の値幅取り狙いの資金が向かいやすいだろう。ただし、足元で強い動きをみせていた中小型株については、重要イベントを控えて、いったん利益確定に向かわせる可能性がありそうだ。調整局面においての押し目買い意欲の強さが窺える半面、上値追いには慎重にならざるを得ないところでもある。そのほか、週末にメジャーSQを控えているため、先物市場においてもロール中心の商いとなり、仕掛け的な動きも出難いだろう。 ■ドル・円は小動き、今週の重要イベント控え様子見 9日午前の東京市場でドル・円は小動き。今週開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)など重要イベントを前に様子見ムードが広がり、狭いレンジ内で推移した。 前週末に発表された米雇用統計が堅調な内容となり、連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測は遠きドル売りは後退。週明けアジア市場でドル・円は日経平均株価の堅調地合いを背景とした円売りで、小幅に上昇した。 ランチタイムの日経平均先物は上げ幅をやや縮小するものの、プラス圏の維持で日本株高継続を期待した円売りに振れやすい。ただ、引き続き重要イベントの内容を見極める展開で、目先も売り買いともに仕掛けづらい展開となりそうだ。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円54銭から108円66銭、ユーロ・円は120円00銭から120円18銭、ユーロ・ドルは1.1054ドルから1.1061ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・大盛工業<1844>、大和重工<5610>など、8銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はソフトバンクG<9984> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・日・7-9月期GDP2次速報:前期比年率+1.8%(予想:+0.6%、1次速報:+0.2%) ・日・10月経常収支:+1兆8167億円(予想:+1兆8104億円、9月:+1兆6129億円) <国内> ・14:00 11月景気ウォッチャー調査・現状(予想:39.7、10月:36.7) <海外> ・15:45 スイス・11月失業率(予想:2.3%、10月:2.2%) ・16:00 独・10月貿易収支(予想:+188億ユーロ、9月:+212億ユーロ) 《HH》
関連銘柄 8件
1844 東証スタンダード
224
10/4 15:00
+1(%)
時価総額 3,925百万円
上下水道工事の専門会社。東京都の上下水道局向けがメイン。不動産事業やOLY機材のリース販売、NTT局内の通信回線の保守・管理等も。OLY事業では営業強化継続により、東北及び関東圏における受注増を図る。 記:2024/06/03
4543 東証プライム
2,813.5
10/4 15:00
+59(%)
時価総額 4,194,076百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
4568 東証プライム
4,867
10/4 15:00
+31(%)
時価総額 9,476,214百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
5610 東証スタンダード
1,329
10/4 15:00
-106(%)
時価総額 1,805百万円
1831年創業の鋳鉄専門メーカー。広島県広島市に本社。ディーゼルエンジン鋳物部品等の産業機械関連事業、鋳物ホーロー浴槽等の住宅機器関連事業を展開。産業機械関連では営業強化による受注拡大に取り組む。 記:2024/07/26
6857 東証プライム
6,974
10/4 15:00
+109(%)
時価総額 5,343,263百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6954 東証プライム
4,154
10/4 15:00
-3(%)
時価総額 4,193,658百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
9983 東証プライム
49,210
10/4 15:00
+720(%)
時価総額 15,659,655百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
8,561
10/4 15:00
-119(%)
時価総額 14,750,209百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17