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ユーロ週間見通し:伸び悩みか、GDP確報値などが手掛かり材料に
2019/11/30 14:57
FISCO
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*14:57JST ユーロ週間見通し:伸び悩みか、GDP確報値などが手掛かり材料に ■伸び悩み、米中通商協議を巡る思惑でユーロ売りも 先週のユーロ・ドルは伸び悩み。米中通商協議の行方をめぐり、両国首脳の前向きな発言を受けて、ユーロ買いが優勢になった。ドイツの11月消費者物価指数速報値が市場予想を上回ったことも好感された。しかしながら、米中通商協議のさらなる進展に対する懐疑的な見方が広がったことから、リスク選好的なユーロ買いは縮小した。取引レンジ:1.0981ドル-1.1032ドル。 ■底堅い値動きか、米利下げ観測後退も1.10ドル台を維持する可能性 今週のユーロ・ドルは底堅い値動きか。12月5日発表のユーロ圏小売売上高で回復が示された場合、リスク回避のユーロ売りは後退し、ユーロ・ドルは1.10ドル台を維持するとの見方が多いようだ。ただし、11月米ISM製造業景況指数や11月米雇用統計などが市場予想を上回った場合、米利下げ打ち止め観測が強まり、ユーロ売り・米ドル買いが強まる可能性は残されている。 予想レンジ:1.0900ドル−1.1150ドル ■強含み、米ドル高・円安の相場展開の影響受ける 先週のユーロ・円は強含み。一時120円台後半まで買われた。米中通商協議のさらなる進展が期待されたことや、米ドル・円相場が円安方向に振れたことから、ユーロ買い・円売りが優勢になった。米中通商協議の行方は再び不透明となったが、米ドル・円相場に大きな動きはなかったことから、ユーロ・円は120円台を維持した。取引レンジ:119円58銭−120円76銭。 ■伸び悩みか、GDP確報値などが手掛かり材料に 今週のユーロ・円は伸び悩みか。12月5日発表のユーロ圏小売売上高や域内総生産(GDP確報値)などが市場予想を上回った場合、ユーロ買いに振れやすい。ただし、欧州中央銀行(ECB)は緩和的な金融政策を堅持しており、リスク選好的なユーロ買いが大きく広がる可能性は低いとみられる。 ○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント ・12月3日:10月生産者物価指数 ・12月5日:7-9月期域内総生産確報値 予想レンジ:119円50銭−121円50銭 《FA》
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