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決算を手掛かりとした関連銘柄への広がりに期待【クロージング】

2019/10/18 15:43 FISCO
*15:43JST 決算を手掛かりとした関連銘柄への広がりに期待【クロージング】 18日の日経平均は反発。40.82円高の22492.68円(出来高概算10億8000万株)で取引を終えた。欧州連合(EU)が英国のEU離脱案に合意したほか、米国では主要企業決算が好感されるなかで、投資家心理が改善。22500円を回復して始まった日経平均は、一時22649.85円まで上げ幅を広げ、年初来高値を更新した。 台湾積体電路製造(TSMC)が17日発表した2019年7-9月期決算は、営業利益が5四半期ぶりに増益に転じたことが半導体関連への支援材料となったほか、中国の7-9月期の実質国内総生産(GDP)が予想を下振れたことによる財政政策への期待なども材料視された。しかし、英国EU離脱に関しては、19日に召集される議会を見極めたいほか、日本の外資規制強化案による影響を警戒する向きもあり、後場は22500円を挟んでのこう着が続いた。 東証1部の騰落銘柄は値上がり数が若干上回ったが、ほぼ値上がり、値下がり数が拮抗。セクターではガラス土石、石油石炭、繊維、鉄鋼、鉱業、金属製品、パルプ紙、機械が堅調。半面、食料品、情報通信、陸運、医薬品、その他製品、小売が冴えない。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>が日経平均を約45円押し上げたほか、ファナック<6954>、信越化<4063>、オムロン<6645>、太陽誘電<6976>が堅調。一方で、資生堂<4911>、KDDI<9433>、東エレク<8035>、アサヒ<2502>、富士フイルム<4901>が冴えない。 日経平均は年初来高値水準でのこう着となっているが、米企業決算が本格化しているほか、来週後半から国内でも決算発表が本格化してくるため、米国同様、決算を手掛かりとした業績相場への流れが意識されやすいだろう。米国ではマイクロソフトの決算が予定されており、引き続きクラウドの成長が確認されるようだと、国内におけるクラウドやサブスクリプションなどの関連銘柄への波及が意識されやすいだろう。 また、アマゾンの決算も予定されており、良好な決算ともなれば、FANGなどの物色が再燃する可能性が出てくることも考えられ、国内の主要なハイテクセクター等への支援材料になる展開も意識されやすいだろう。日経平均は22500円を挟んでのこう着が見込まれる中、決算を手掛かりとした関連銘柄への広がりに期待したいところである。 《AK》
関連銘柄 10件
1,606
11/26 15:30
+9.5(%)
時価総額 2,442,742百万円
国内ビール大手のアサヒビール、アサヒ飲料、アサヒグループ食品などを傘下に収める持株会社。欧州、オセアニア、東南アジアでも事業展開。日本は主力ブランドに経営資源投下。オセアニアは商品ポートフォリオを強化。 記:2024/09/01
4063 東証プライム
5,660
11/26 15:30
-99(%)
時価総額 11,329,577百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
3,308
11/26 15:30
-24(%)
時価総額 4,114,745百万円
富士フイルムを中核とする持株会社。メディカルシステムや電子材料、オフィスソリューション、デジカメを手掛ける。医用画像情報システムで世界トップシェア。配当性向30%目安。27.3期営業利益3600億円目標。 記:2024/07/08
4911 東証プライム
2,835.5
11/26 15:30
+2.5(%)
時価総額 1,134,200百万円
大手化粧品メーカー。1872年創業。SHISEIDO、エリクシール、マキアージュ等のブランドを展開。レストラン事業、美容室事業も。DOE2.5%以上目安。米州・欧州・アジアパシフィック事業に経営資源投下。 記:2024/07/05
6645 東証プライム
4,964
11/26 15:30
+50(%)
時価総額 1,023,800百万円
制御機器大手。電子部品や車載機器、自動改札機、血圧計等の健康医療機器も手掛ける。家庭用血圧計で世界トップシェア。オランダの遠隔医療会社買収。ヘルスケアは堅調。人員を大幅削減、構造改革費用重し。 記:2024/06/15
6954 東証プライム
4,178
11/26 15:30
-19(%)
時価総額 4,158,861百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
6976 東証プライム
2,149
11/26 15:30
-60(%)
時価総額 279,838百万円
電子部品メーカー。積層セラミックコンデンサ等のコンデンサが主力。インダクタや通信用デバイス、アルミニウム電解コンデンサ等も。自動車、情報インフラ・産業機器が注力市場。インダクタや複合デバイスは売上順調。 記:2024/06/11
8035 東証プライム
22,650
11/26 15:30
-485(%)
時価総額 10,682,487百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9433 東証プライム
4,926
11/26 15:30
-36(%)
時価総額 10,797,033百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
51,450
11/26 15:30
+720(%)
時価総額 16,372,470百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25