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後場に注目すべき3つのポイント~方向感見極めたいとの思惑強まる

2019/10/4 12:47 FISCO
*12:47JST 後場に注目すべき3つのポイント~方向感見極めたいとの思惑強まる 4日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は小幅に3日続落、方向感見極めたいとの思惑強まる ・ドル・円はじり安、米追加利下げ観測でドル売り基調継続 ・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はファナック<6954> ■日経平均は小幅に3日続落、方向感見極めたいとの思惑強まる 日経平均は小幅に3日続落。19.75円安の21321.99円(出来高概算5億1000万株)で前場の取引を終えている。 3日の米株式市場でNYダウは3日ぶりに反発し、122ドル高となった。9月のサプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況感指数がおよそ3年ぶりの低水準となり、一時335ドル安まで下げ幅を広げたが、軟調な経済指標が続いたことで利下げを予想する見方が強まった。10月に入ってからの下落ペースが行き過ぎとの思惑もあり、引けにかけて上昇する展開となった。ただ、円相場が1ドル=106円台後半と円高方向に振れており、本日の日経平均はやや売りが先行して25円安からスタート。朝方はプラス圏に浮上する場面も見られたが、その後小安い水準でこう着感を強めた。東証1部の値下がり銘柄は全体の6割強、対して値上がり銘柄は2割強となっている。 個別では、ファーストリテ<9983>、三菱UFJ<8306>、武田薬<4502>などが軟調。三菱UFJなどの金融株は、米追加利下げ観測の高まりとともに長期金利が低下したことが売り材料視されている。トヨタ自<7203>は小幅に下落。アドバンテス<6857>は2%近い下落で、コロプラ<3668>は4%近く下落した。9月既存店売上高が1年ぶりの減少となった幸楽苑HD<7554>、前日の取引終了前に業績下方修正を発表したオンワードHD<8016>は急落し、アトラ<6029>などとともに東証1部下落率上位に顔を出した。一方、任天堂<7974>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、村田製<6981>、ソニー<6758>などがしっかり。前日の米国市場では利下げ期待の高まりでハイテク株の上げが目立ち、東京市場もこうした流れを引き継いだようだ。また、新移動サービスを推進する「MONETコンソーシアム」に参画すると発表した日本エンター<4829>が商いを伴って急伸し、東証1部上昇率トップとなった。セクターでは、銀行業、建設業、保険業などが下落率上位。反面、石油・石炭製品、陸運業など4業種が上昇した。 米国では1日発表のISM製造業景況感指数、2日発表のADP全米雇用報告、3日発表のISM非製造業景況感指数といった9月の重要経済指標が相次ぎ悪化し、NYダウは景気減速への懸念から1-2日の2日間で計838ドル下落した。3日は利下げ期待を手掛かりに122ドルの反発となったが、日米金利差の縮小への思惑から為替相場が円高方向に傾き、本日の日本株は戻りが鈍い。軟調な米経済指標に相場が大きく振らされたあとだけに、今晩の雇用統計発表を前に買い手控えムードも強まりやすいだろう。前場の東証1部売買代金は8000億円弱にとどまっている。なお米9月雇用統計に関する市場予想は、非農業部門雇用者数が14.5万人増(前月は13.0万人増)、失業率が3.7%(同3.7%)、平均時給が3.2%増(同3.2%増)となっている。米連邦準備理事会(FRB)による10月の追加利下げを占ううえで注目しておきたい。 日経平均の日足チャートを見ると、4月24日に付けた年初来高値22362.92円(取引時間中)を前に失速し、22000円が遠のく格好となった。ひとまず21200円台に位置する75日移動平均線水準で下げ渋っているが、同線や200日移動平均線を下回ってくると一段の調整も意識されるだろう。今晩の米雇用統計発表だけでなく、来週10日からは米中の閣僚級貿易協議が開催される見通しとなっており、これらの結果を受けて日経平均が再び大きく振らされる可能性もある。相場全体の方向感を見極めたいとの思惑が強まり、一昨日も指摘したとおり個人投資家は目先、中小型株の材料株物色でしのいでいるようだ。 ■ドル・円はじり安、米追加利下げ観測でドル売り基調継続 4日午前の東京市場でドル・円はじり安。今月末の米追加利下げ観測が広がるなかドルは主要通貨に対して弱含み、対円では106円70銭台に値を下げた。 ドル・円は早朝の取引では107円手前で推移していたが、足元の低調な米経済指標で連邦準備制度理事会(FRB)による今月末の追加利下げ観測でドル売り基調に。日経平均株価の軟調地合いを手がかりに、ドルは107円70銭台に下落した。 ランチタイムの日経平均先物はプラス圏で推移し、目先の日本株反転を期待した円売りが観測される。ただ、米株式先物の軟調地合い継続で、今晩の反落を警戒したドル売りに押されている。低水準の米長期金利もドル売りを支援しているもよう。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は106円74銭から106円93銭、ユーロ・円は117円19銭から117円36銭、ユーロ・ドルは1.0963ドルから1.0983ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・アマガサ<3070>、霞ヶ関キャピタル<3498>など、3銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はファナック<6954> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・ナバロ米大統領補佐官 「中国とは重要な合意を得るか合意なしかのどちらかになる」 ・豪準備銀(金融安定化報告) 「世界経済成長の減速で下振れリスクが高まっている」 「国内住宅価格の下落に伴う家計部門のリスクはやや後退したが、根強い」 「中国経済の減速がさらに広がれば、国内成長や銀行システムに大きな影響も」 【経済指標】 ・豪・8月小売売上高:前月比+0.5%(予想:+0.5%、7月:-0.1%) <国内> ・臨時国会召集(12月9日まで)、政府4演説 <海外> ・中国休場(国慶節、1-7日) 《HH》
関連銘柄 18件
115
11/28 15:30
±0(%)
時価総額 2,165百万円
ノンレザー婦人靴の小売販売を行う。「JELLY BEANS」が主力ブランド。20~30代女性がターゲット。EC事業や美術品販売等も手掛ける。24年10月にJELLY BEANS表参道店がオープン。 記:2024/10/24
3498 東証プライム
12,760
11/28 15:30
-90(%)
時価総額 125,814百万円
物流施設開発やホテル開発、ヘルスケア施設開発等を行う不動産コンサルティング事業を手掛ける。ホテルは「fav」等のブランドを展開。29.8期当期純利益500億円目標。事業の多角化、事業規模の大型化図る。 記:2024/10/24
3668 東証プライム
456
11/28 15:30
±0(%)
時価総額 59,305百万円
スマホ向けゲームなどの開発・運営を行うエンターテインメント事業を手掛ける。魔法使いと黒猫のウィズ、白猫プロジェクトが代表作。投資育成事業も展開。ブリリアンクリプトトークンは上場地域の拡大等に取り組む。 記:2024/08/23
4502 東証プライム
4,103
11/28 15:30
+10(%)
時価総額 6,527,619百万円
国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
4829 東証スタンダード
106
11/28 15:30
+1(%)
時価総額 4,085百万円
法人向けシステムの受託開発・運用等を行うソリューション事業が主力。コンテンツサービスや法人向け「ビジネスサポートサービス」等のクリエーション事業も。システム開発サービスでは受託開発、ラボ型開発を推進。 記:2024/10/29
6029 東証スタンダード
128
11/28 15:30
-2(%)
時価総額 1,317百万円
鍼灸接骨院「ほねつぎ」をチェーン展開。機材・消耗品販売、療養費請求代行サービス、モバイル集客予約システム等も手掛ける。ほねつぎチェーンの加盟院の増加に注力。プーマランニングハウスに水素ガス発生装置を提供。 記:2024/10/22
6758 東証プライム
3,058
11/28 15:30
+40(%)
時価総額 19,091,394百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6857 東証プライム
8,210
11/28 15:30
-296(%)
時価総額 6,290,018百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6954 東証プライム
3,935
11/28 15:30
-38(%)
時価総額 3,916,974百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
6981 東証プライム
2,489.5
11/28 15:30
-19(%)
時価総額 4,955,631百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
7203 東証プライム
2,607
11/28 15:30
+36(%)
時価総額 41,177,531百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7554 東証プライム
1,326
11/28 15:30
+11(%)
時価総額 23,131百万円
らーめん店「幸楽苑」を国内外でチェーン展開。1954年創業。福島県郡山市に本社。焼肉ライクのFC展開等も。幸楽苑の店舗数は340店舗超。不採算店舗の閉店実施。ロードサイド店舗の営業時間延長に取り組む。 記:2024/09/03
7974 東証プライム
8,785
11/28 15:30
+258(%)
時価総額 11,408,992百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
526
11/28 15:30
+1(%)
時価総額 83,067百万円
オンワード樫山を中核とする持株会社。1927年創業。23区、ICB、自由区などが基幹ブランド。ライフスタイル関連事業も展開。配当性向40%以上目安。機能性商品は販売順調。商品在庫水準の適正化を図る。 記:2024/10/24
8035 東証プライム
23,740
11/28 15:30
+1,500(%)
時価総額 11,196,567百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
1,768.5
11/28 15:30
+0.5(%)
時価総額 23,489,208百万円
三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどを傘下に収める総合金融グループ。世界最大の金融機関の一つ。アジアプラットフォームの強靭化などに取り組む。 記:2024/07/29
9983 東証プライム
51,100
11/28 15:30
-90(%)
時価総額 16,261,093百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
9,048
11/28 15:30
+67(%)
時価総額 13,300,515百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17