マーケット
11/26 15:15
38,442.00
-338.14
44,736.57
+440.06
暗号資産
FISCO BTC Index
11/27 7:18:07
14,132,128
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

後場に注目すべき3つのポイント~米欧貿易摩擦を嫌気も、75日線はひとまずキープ

2019/10/3 12:47 FISCO
*12:47JST 後場に注目すべき3つのポイント~米欧貿易摩擦を嫌気も、75日線はひとまずキープ 3日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は大幅続落、米欧貿易摩擦を嫌気も、75日線はひとまずキープ ・ドル・円は下げ渋り、一時106円台も国内勢は押し目買い ・値下がり寄与トップはファーストリテイリング<9983>、同2位はソフトバンクグループ<9984> ■日経平均は大幅続落、米欧貿易摩擦を嫌気も、75日線はひとまずキープ 日経平均は大幅続落。440.67円安の21337.94円(出来高概算6億1225万株)で前場の取引を終えた。前日の米国株式市場は、9月ADP雇用報告が予想を下振れたことによる米景気後退への懸念のほか、米通商代表部(USTR)が欧州連合(EU)からの輸入品に追加関税を発動すると発表したことにより、米欧の貿易摩擦懸念の高まりから主要3指数は揃って大幅に続落。これにより、シカゴ日経225先物清算値は大阪比365円安の21345円になり、為替市場でも円高・ドル安が進行するなか、本日の東京市場には朝方から売りが先行した。その後、ドル円が1ドル=107円を一時割り込んだほか、9月の月次動向が嫌気された指数インパクトの大きいファーストリテ<9983>に対する短期筋の売りも加わったことで、日経平均の下げ幅は一時500円を超える場面もあった。 セクターでは、東証全33業種が下落するなか、倉庫・運輸関連業や水産・農林業、パルプ・紙が3%超の下げとなった。売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>や9月既存店がマイナス転換となったファーストリテが指数を押し下げたほか、トヨタ自動車<7203>、三菱UFJ<8306>、キーエンス<6861>、三井住友<8316>、みずほ<8411>、ファナック<6954>、資生堂<4911>、武田薬<4502>、JT<2914>が軟調。一方で、国内証券による目標株価引き上げ観測を受けたスクエニHD<9684>やコロプラ<3668>が逆行高、上半期決算を受けてアク抜け感が台頭したニトリホールディングス<9843>が3%高になったほか、東京エレクトロン<8035>、第一三共<4568>、神戸物産<3038>はしっかり。 EUによる航空機大手エアバスへの補助金を巡る問題において、世界貿易機関(WTO)が、米国がEUに年最大75億ドル相当の報復関税を課すことを承認した。EU側も報復を検討中と伝わっており、米欧貿易摩擦に対する懸念が改めて東京市場においても悪材料視される格好になった。一方、本日前場の日経平均は前述した通り、一時500円を超える下げとなったが、75日移動平均線の位置する21276円処を前に下げ止まりをみせた。同線のすぐ下には200日線(21212円)も位置しており、これらの中長期線の位置するレンジをキープできたことはいったん安心感に繋がろう。先週末から週初にかけて、9月27日、30日、10月2日と下落局面では日銀の上場投資信託(ETF)買い入れは確認されており、日銀によるETF買い余力も依然として観測されるなか、後場にかけての需給面における下支えとして意識される。 足元の米国市場では、ISM製造業景況指数に続いて、9月ADP全米雇用報告で民間部門の雇用者数も市場予想を下回る結果となり、市場関係者の間では「10月追加利下げの可能性は高まった」との見方が広がっている。今月中に発表される雇用、物価、個人消費の関連指標に対する市場の関心は一段と高まることが予想されるなか、10日から再開する予定の米中閣僚級協議の行方を見極めたいとする向きも根強く、ハイテク株に対する積極的な押し目買いの動きは期待しにくいだろう。後場にかけては、前述したETF買いへの思惑などから、インデックスに絡んだ商いは幾分みられそうだが、目立った物色としては、好決算や月次動向を手がかりとした内需ディフェンシブ銘柄に対する消去法的な商いが主体となってこよう。 ■ドル・円は下げ渋り、一時106円台も国内勢は押し目買い 3日午前の東京市場でドル・円は下げ渋り。日本株の大幅安を受けた円買いで一時106円台に沈んだが、国内勢による押し目買いで107円台を回復した。 足元の低調な米経済指標で連邦準備制度理事会(FRB)による今月末の追加利下げ観測が広がるなか、日経平均株価は前日比400円超安となり円買いが先行。ドルは節目の107円を割り込み、106円90銭台に沈む場面もあった。 ランチタイムの日経平均先物は大幅安で目先の日本株安継続への警戒感から、リスク回避的な円買いは続きそうだ。ただ、米株式先物は現時点でプラス圏を維持しており、ドルは値ごろ感による国内勢の押し目買いで下値は堅いだろう。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は106円96銭から107円22銭、ユーロ・円は117円25銭から117円53銭、ユーロ・ドルは1.0959ドルから1.0965ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・アマガサ<3070>、リーバイ・ストラウス ジャパン<9836>など、4銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップはファーストリテイリング<9983>、同2位はソフトバンクグループ<9984> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・布野日銀審議委員会見 「2%の物価安定目標に向けたモメンタムは維持されている」 「追加緩和の手段として、短期政策金利の引き下げや長期金利宗田目標の引き上げ、資産買入れ拡大、マネタリーベースの拡大ペース加速などあらゆる可能性がある」 【経済指標】 ・豪・8月貿易収支:+59.26億豪ドル(予想:+60.00億豪ドル、7月:+72.53億豪ドル←+72.68億豪ドル) <国内> ・13:30 布野日銀審議委員会見 <海外> ・15:45 エバンス米シカゴ連銀総裁講演(中銀関連会合、マドリード) ・休場:中国(国慶節、7日まで) 《HH》
関連銘柄 19件
2914 東証プライム
4,253
11/26 15:30
+6(%)
時価総額 8,506,000百万円
世界的な大手たばこメーカー。メビウス、セブンスター等のブランドを展開。製薬会社の鳥居薬品、加工食品メーカーのテーブルマーク等を傘下に持つ。たばこ事業は販売数量増などで、自社たばこ製品売上収益が順調。 記:2024/07/01
3038 東証プライム
3,591
11/26 15:30
-20(%)
時価総額 982,498百万円
冷凍・加工食品など食品中心の「業務スーパー」を展開。デザート、菓子類に大ヒット商品多数。独自の輸入ルートに強み。業務スーパーの総店舗数は1070店舗超。中計では26.10期売上高5430億円目標。 記:2024/10/24
115
11/26 15:30
-1(%)
時価総額 2,165百万円
ノンレザー婦人靴の小売販売を行う。「JELLY BEANS」が主力ブランド。20~30代女性がターゲット。EC事業や美術品販売等も手掛ける。24年10月にJELLY BEANS表参道店がオープン。 記:2024/10/24
3668 東証プライム
457
11/26 15:30
+2(%)
時価総額 59,435百万円
スマホ向けゲームなどの開発・運営を行うエンターテインメント事業を手掛ける。魔法使いと黒猫のウィズ、白猫プロジェクトが代表作。投資育成事業も展開。ブリリアンクリプトトークンは上場地域の拡大等に取り組む。 記:2024/08/23
4502 東証プライム
4,132
11/26 15:30
-22(%)
時価総額 6,573,756百万円
国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
4568 東証プライム
4,550
11/26 15:30
-56(%)
時価総額 8,859,005百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
4911 東証プライム
2,835.5
11/26 15:30
+2.5(%)
時価総額 1,134,200百万円
大手化粧品メーカー。1872年創業。SHISEIDO、エリクシール、マキアージュ等のブランドを展開。レストラン事業、美容室事業も。DOE2.5%以上目安。米州・欧州・アジアパシフィック事業に経営資源投下。 記:2024/07/05
6861 東証プライム
65,580
11/26 15:30
-1,090(%)
時価総額 15,949,581百万円
センサや測定器、画像処理システム、制御・計測機器等を手掛けるFAの総合メーカー。製造は国内外の協力会社に委託。取引先は全世界に35万社超。グローバル直販体制が強み。販売力の強化などで海外事業の拡大図る。 記:2024/10/12
6954 東証プライム
4,178
11/26 15:30
-19(%)
時価総額 4,158,861百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7203 東証プライム
2,667.5
11/26 15:30
-27(%)
時価総額 42,133,128百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
8035 東証プライム
22,650
11/26 15:30
-485(%)
時価総額 10,682,487百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
1,794.5
11/26 15:30
-31.5(%)
時価総額 23,834,540百万円
三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどを傘下に収める総合金融グループ。世界最大の金融機関の一つ。アジアプラットフォームの強靭化などに取り組む。 記:2024/07/29
3,599
11/26 15:30
-109(%)
時価総額 14,124,391百万円
三井住友銀行、SMBC信託銀行、三井住友ファイナンス&リース、SMBC日興証券、三井住友カードなどを傘下に収める持株会社。総資産は300兆円超。決済ビジネスを強化。政策保有株式の削減交渉は進捗順調。 記:2024/08/22
3,752
11/26 15:30
-67(%)
時価総額 9,527,266百万円
みずほ銀行を中核とする銀行持株会社。みずほ信託銀行、みずほ証券、みずほリサーチ&テクノロジーズなども傘下に持つ。シンジケートローンなどに強み。配当性向は40%目安。26.3期連結ROE8%超目標。 記:2024/08/27
6,099
11/26 15:30
+35(%)
時価総額 747,323百万円
スクウェア・エニックス、タイトーなどを傘下に収める持株会社。ファイナルファンタジー、ドラゴンクエストなどRPGで存在感。配当性向30%が基本方針。開発体制の整備、新作タイトルのデジタル販売強化等に注力。 記:2024/07/05
1,557
1/6 14:54
±0(%)
時価総額 9,015百万円
米国のリーバイ・ストラウスの日本法人。リーバイスブランドのジーンズやジャケット、シャツ、パンツの輸入、販売。19.11期上期はボトムスやトップスが堅調も、広告宣伝費や新規店舗の店舗運営費用等が増加した。 記:2019/10/06
9843 東証プライム
18,550
11/26 15:30
+230(%)
時価総額 2,122,918百万円
家具・インテリア国内最大手。企画、原材料調達、製造、物流、販売の一貫体制を構築。アイテム数は約1万点。8割超が自社開発商品。島忠を傘下に収める。Nポルダなどは売上順調。26.3期買上客数2億人以上目標。 記:2024/06/13
9983 東証プライム
51,450
11/26 15:30
+720(%)
時価総額 16,372,470百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,844
11/26 15:30
-30(%)
時価総額 13,000,636百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17