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レイバーデー明け後の米国市場の動向を見極め【クロージング】

2019/9/3 16:24 FISCO
*16:24JST レイバーデー明け後の米国市場の動向を見極め【クロージング】 3日の日経平均は小幅に反発。4.97円高の20625.16円(出来高概算8億4000万株)で取引を終えた。続落で始まったものの、米国市場がレイバーデーの祝日で海外勢のフローが限られ薄商いのなか、こう着感の強い相場展開が続いた。ただ、TOPIX型のインデックス売買が断続的に入ったことで、プラス圏を回復し、底堅さがみられている。 東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1400を超えており、全体の7割近くを占めている。セクターでは、証券、海運、パルプ紙、鉄鋼、その他金融、金属製品が堅調。半面、鉱業、ゴム製品、建設、保険、電気機器が小安い。指数インパクトの大きいところでは、信越化<4063>、ファーストリテ<9983>が堅調。一方で、ファナック<6954>、アドバンテスト<6857>、東エレク<8035>が重石となっている。 日経平均は20600円を挟んでの狭いレンジ取引が続いており、チャート上では5日線を挟んでの推移となった。祝日明けの米国市場の動向を見極めたいとする模様眺めムードが強く、売買代金は連日で1.3兆円台にとどまっている。米国市場の再開から明日は幾分出来高が膨れそうであるが、米中問題について中国政府が国際的な貿易ルールに違反するとして世界貿易機関(WTO)に提訴すると発表したことや、製造業PMI(改定値)、ISM製造業景況指数、建設支出の発表が予定されており、指標内容次第では不安感が強まりやすいだろう。 日経平均は足元でもち合いレンジでの上限レベルでの推移をみせているが、このレンジを突破してくるには米中協議再開からの進展等がみられるかがポイントとなる。ただ、米中貿易摩擦以外にも英国のEU離脱問題など外部環境の不透明要因は多く、リバランス中心の売買にとどまりやすいところでもある。一方で、センチメントが弱気に傾いている中で、ポジションはショートに傾いており、PBR1倍水準での割安意識に伴う底堅さが意識されているなかでは、需給妙味の大きい銘柄などへは断続的にもショートカバーの流れをみせてこよう。 《CN》
関連銘柄 5件
4063 東証プライム
6,129
10/9 15:00
+73(%)
時価総額 12,405,850百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。希土類磁石は車載市場などへの拡販に取り組む。配当性向は中長期的に40%目指す。 記:2024/05/16
6857 東証プライム
7,639
10/9 15:00
+269(%)
時価総額 5,852,765百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6954 東証プライム
4,120
10/9 15:00
+1(%)
時価総額 4,159,334百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
8035 東証プライム
25,770
10/9 15:00
+310(%)
時価総額 12,153,982百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
50,710
10/9 15:00
+570(%)
時価総額 16,136,987百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10