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前場に注目すべき3つのポイント~週末に向けてカバーの流れが優勢に

2019/8/20 8:48 FISCO
*08:48JST 前場に注目すべき3つのポイント~週末に向けてカバーの流れが優勢に 20日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:週末に向けてカバーの流れが優勢に ■前場の注目材料:串カツ田中HD、期末配17円増 年30円配に ■三菱重、長崎造船所内に新工場、航空エンジン部品生産 ■週末に向けてカバーの流れが優勢に 20日の日本株市場は、こう着ながらも底堅い相場展開になりそうだ。19日の米国市場では、NYダウが249ドル高と続伸。ロス米商務長官は中国の通信機器メーカー、華為技術(ファーウェイ)に対する制裁措置の一部猶予の期間をさらに90日間延長すると明らかにしたことが材料視され、ハイテク株主導で上昇している。この流れを受けてシカゴ日経225先物清算値は大阪比55円高の20635円。円相場は1ドル106円60銭台とやや円安に振れて推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から小じっかりのスタートとなろうが、日経平均は7月下旬以降、連日で5日線を上回ったことがないため、こう着とはいえ5日線を上回っての推移がみられるようだと、心理的には安心感につながることになるだろう。週末の金融イベントを控えていることもあり、カバーの流れが優勢になりそうだ。 もっとも、トランプ米大統領は米製品の輸出禁止措置などファーウェイ排除を続ける意向を示唆している。商務長官が明らかにした90日間の猶予についてトランプ大統領は、これについて「私が判断する」と強調したと報じられている。ツイッター発言等で振らされる可能性があることから、上値追いの流れにはなりづらい。 一方で需給面では下げづらいところである。今週はカンザスシティ連銀主催による定例の経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)のほか、先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)等を控えており、金融政策へ関心が集まりやすい。米追加利下げへの思惑から足元では催促相場的に下げていた面もあったため、いったんは足元で傾いているポジションのカバーが意識されやすいと考えられる。 米追加利下げの可能性が高いとは言え、目先的には為替の円高修正も意識されやすい。また、これまで警戒されていたVIX先物のショートポジションについても減少傾向にあるため、ショック的な下落への警戒は後退しており、全体としての底堅さが期待されるところであろう。 ■串カツ田中HD、期末配17円増 年30円配に 串カツ田中HD<3547>は、2019年11月期の期末配当を前期から17円増やし、30円にすると発表。普通配当の15円に、6月の東証マザーズから東証1部への市場変更による記念配当15円を加えるとした。あわせて、2万5000株(発行済み株式数の0.27%)、6000万円を上限に自社株買いを発表。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(20563.16、+144.35) ・NYダウは上昇(26135.79、+249.78) ・ナスダック総合指数は上昇(8002.81、+106.82) ・シカゴ日経225先物は上昇(20635、大阪比+55) ・1ドル106円60-70銭 ・SOX指数は上昇(1506.99、+27.74) ・VIX指数は低下(16.88、-1.59) ・米原油先物は上昇(56.21、+1.34) ・株安局面での自社株買い ・米追加利下げ期待 ・欧州中央銀行(ECB)が追加緩和検討 ・日銀のETF購入 ・豊和工<6203>工作機械の中国生産撤退 国内集約、米・印に販売拠点検討 ・三菱重<7011>長崎造船所内に新工場、航空エンジン部品生産 ・Vテク<7717>ウエハー検査装置VB買収、15億円で ・日産自<7201>横浜市と連携協定、都市ブランド向上 ・ホンダ<7267>ホテルなどと連携、旅先で2輪無料レンタル ・コニカミノルタ<4902>IoT事業、3倍の2500億円規模に拡大へ ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・10:30 豪準備銀行の8月理事会議事要旨公表 《SF》
関連銘柄 7件
3547 東証スタンダード
1,501
11/28 15:30
-51(%)
時価総額 14,151百万円
串カツ専門店を直営・FCで全国展開。冷凍串カツをインターネットでも販売。新業態の「鳥玉」「焼肉くるとん」を育成へ。認知度上昇や価格改定効果で堅調。拠点集約化等でコスト抑制。人件費増や施設費などこなす。 記:2024/08/05
4902 東証プライム
657.6
11/28 15:30
-20.1(%)
時価総額 330,552百万円
カラー複合機、ITサービス等を手掛けるデジタルワークプレイス事業が主力。デジタルカラー印刷機、X線関連機器に強みを持つヘルスケア事業等も展開。オフィスユニットではコスト低減等で収益力の強化を図る。 記:2024/07/05
6203 東証スタンダード
1,036
11/28 15:30
-14(%)
時価総額 13,000百万円
工作機械や空油圧機器、セラミック積層装置などの工作機械関連、小銃などの火器が柱。1907年設立。愛知県清須市に本社。路面清掃車で国内トップシェア。25.3期は特装車両事業の販売台数増加などを見込む。 記:2024/07/26
7011 東証プライム
2,229
11/28 15:30
+14(%)
時価総額 7,519,861百万円
総合重機国内最大手。1884年創立。各種発電システムや航空機用エンジン、物流機器、製鉄機械、特殊車両等を手掛ける。ガスタービンで世界トップシェア。中期経営計画では27.3期売上高5.7兆円以上目標。 記:2024/09/03
7201 東証プライム
373.9
11/28 15:30
+0.4(%)
時価総額 1,578,125百万円
大手自動車メーカー。1933年設立。仏ルノー、三菱自動車とアライアンス形成。プロパイロットなど自動運転化技術等に強み。日本は電動車のモデルミックス向上、中国では日産ブランド車のラインナップ刷新図る。 記:2024/10/07
7267 東証プライム
1,299
11/28 15:30
+6.5(%)
時価総額 6,858,720百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
7717 東証プライム
2,262
11/28 15:30
+15(%)
時価総額 22,751百万円
光配向膜露光装置などのFPD装置事業、半導体・フォトマスク装置事業を手掛ける。シリコンウェーハ用検査装置で高シェア。トマトを軸とするアグリビジネスも。半導体・フォトマスク装置事業は受注残高が増加。 記:2024/06/17