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後場に注目すべき3つのポイント~日経平均はプラス転換もなお明るさは見られず

2019/8/16 12:26 FISCO
*12:26JST 後場に注目すべき3つのポイント~日経平均はプラス転換もなお明るさは見られず 16日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は小幅反発、プラス転換もなお明るさは見られず ・ドル・円は小じっかり、日本株の反転で円売り ・値下がり寄与トップは東京エレクトロン、同2位はKDDIとなり2銘柄で約21円分押し上げ ■日経平均は小幅反発、プラス転換もなお明るさは見られず 日経平均は小幅反発。18.68円高の20424.33円(出来高概算4億7000万株)で前場の取引を終えている。 15日の米株式市場は高安まちまち。決算が好感された小売り大手ウォルマートなどが買われ、NYダウは99ドル高と反発した。ただ、中国が米国の制裁関税「第4弾」への対抗措置を示唆。金利低下も止まらず、NYダウは前の日に800ドル下落したのを考慮すると戻りが鈍かった。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は小幅に続落した。円相場は1ドル=106円台前半と下げ渋っており、本日の東京市場では売りが先行。日経平均は81円安からスタートすると、朝方には20300.35円(105.30円安)まで下落する場面があった。しかし新たな売買材料に乏しいうえ、週末を控え大きく売り込もうとする動きは見られず、日経平均は前引けにかけてプラスへ切り返した。東証1部の値上がり銘柄は全体の5割強、対して値下がり銘柄は4割弱となっている。 個別では、東エレク<8035>が2%高と堅調。米同業が決算発表し時間外取引で買われたうえ、一部証券会社が半導体製造装置各社のレーティングを引き上げている。OLC<4661>も2%高で、年初来高値を更新した。トヨタ自<7203>は小幅に上昇。また、ユニゾHD<3258>や日立化成<4217>は一部報道を受けて思惑買いが向かい、東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、ソフトバンクG<9984>やキーエンス<6861>は軟調。ソフトバンクGは投資先の中国アリババ・グループが好決算を発表したものの、上値の重さを嫌気した売りが優勢だった。任天堂<7974>やファーストリテ<9983>は小安い。村田製<6981>は2%超、リクルートHD<6098>は3%超下落した。中小型株では神戸物産<3038>が大商いとなっているが、利益確定売り優勢で3%超の下落。また、やまみ<2820>などが東証1部下落率上位に顔を出した。セクターでは、不動産業、証券、鉱業などが上昇率上位。反面、保険業、非鉄金属、繊維製品などが下落率上位だった。 日経平均は朝方に一時3ケタの下落となったものの、小幅高水準まで浮上して前場を折り返した。足元で米長期金利の低下が一服し、円相場はやや弱含み。アジア株は中国・上海総合指数を中心におおむね小じっかりで、米株価指数先物も時間外取引で上昇しており、日経平均の支援材料となっている。個別株では、米同業の決算やレーティング引き上げ観測が好感された東エレク、それにKDDI<9433>など内需・ディフェンシブ関連株の一角が日経平均を押し上げた。前日の下落局面で日経レバETF<1570>の買いがやや膨らんだため、本日引けにかけての先物買い需要を見越した押し目買いや買い戻しの動きもあるとみられる。 ただ、売買代金上位を見ると輸出関連株や金融株を中心に軟調な銘柄が多く、市場のムードに明るさはさほどない。規模別で見ても大型株の伸びが鈍く、米中対立を中心とした外部環境の不透明感に対し、投資家の警戒感は根強いようだ。となると関心は中小型株に向かいやすいところだが、マザーズ指数は朝方の買いが一巡すると伸び悩み。個人投資家の資金も足が速いことが窺える。後場の日経平均は一進一退となり、ここ数日と同様にこう着感を強めそうだ。 ■ドル・円は小じっかり、日本株の反転で円売り 16日午前の東京市場でドル・円は小じっかり。欧米株式先物のプラス圏推移で日本株が反転し、リスク選好的な円売りでドルは上昇基調に振れた。 ドル・円は106円台で寄り付いた後、日経平均株価の下げ幅縮小に伴い上昇基調となった。また、人民元の基準値は前日よりも元安方向に設定されたものの、日経平均のプラス圏浮上による円売りでドルは106円20銭台に上昇。 ランチタイムの日経平均先物はプラス圏で推移し、日本株高継続を見込んだ円売りが続く。また、現時点で中国株や香港株、欧米株式先物は堅調地合いを維持し、今晩の株高を期待したドル買い・円売りの流れとなっている。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は106円03銭から106円27銭、ユーロ・円は117円71銭から117円98銭、ユーロ・ドルは1.1096ドルから1.1113ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・グローバルウェイ<3936>、ポート<7047>など3銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップは、東京エレクトロン<8035>、同2位はKDDI<9433>となり、2銘柄で指数を約21円分押し上げた。 ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・オアNZ準備銀総裁 「国内外の低インフレ予想が利下げの主要因」 <国内> ・特になし <海外> ・13:00 マレーシア・GDP(4-6月)  4.5% 《SK》
関連銘柄 16件
2820 東証スタンダード
4,140
11/26 15:30
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時価総額 28,848百万円
豆腐、厚揚げなど大豆加工食品の製造・販売を行う。広島県三原市に本社。本社工場のほか、滋賀県、静岡県にも工場。日本アクセスなどが主要取引先。関東圏における認知度は向上。高付加価値商品への切り替え進む。 記:2024/10/03
3038 東証プライム
3,591
11/26 15:30
-20(%)
時価総額 982,498百万円
冷凍・加工食品など食品中心の「業務スーパー」を展開。デザート、菓子類に大ヒット商品多数。独自の輸入ルートに強み。業務スーパーの総店舗数は1070店舗超。中計では26.10期売上高5430億円目標。 記:2024/10/24
5,990
6/17 15:00
+10(%)
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3936 東証グロース
116
11/26 15:30
-3(%)
時価総額 4,225百万円
クラウドプラットフォーム構築支援やセールスフォースの導入支援、人材転職サービスの提供、転職口コミサイト「キャリコネ」を運営。。プラットフォームはDX支援が堅調。人件費や開発費重し。継続前提重要事象。 記:2024/08/08
4217 東証1部
4,625
6/18 15:00
+5(%)
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4661 東証プライム
3,435
11/26 15:30
-46(%)
時価総額 6,246,379百万円
東京ディズニーランド、東京ディズニーシーの運営等を行うテーマパーク事業が主力。ホテル事業や商業施設「イクスピアリ」の運営等も。テーマパーク事業は海外ゲストの回復などで順調。25.3期は2桁増収計画。 記:2024/07/02
10,180
11/26 15:30
-75(%)
時価総額 16,795,392百万円
米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
6861 東証プライム
65,580
11/26 15:30
-1,090(%)
時価総額 15,949,581百万円
センサや測定器、画像処理システム、制御・計測機器等を手掛けるFAの総合メーカー。製造は国内外の協力会社に委託。取引先は全世界に35万社超。グローバル直販体制が強み。販売力の強化などで海外事業の拡大図る。 記:2024/10/12
6981 東証プライム
2,525.5
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-38(%)
時価総額 5,027,293百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
7047 東証グロース
1,739
11/26 15:30
+9(%)
時価総額 24,318百万円
就活情報サイト「キャリアパーク!」、就活生向け企業口コミサイト「就活会議」の運営を行う。ユーザーと電力事業者のマッチングサイト「エネチョイス」等も。人材領域では新卒支援市場におけるシェア拡大に注力。 記:2024/08/06
7203 東証プライム
2,667.5
11/26 15:30
-27(%)
時価総額 42,133,128百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7974 東証プライム
8,309
11/26 15:30
+110(%)
時価総額 10,790,815百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8035 東証プライム
22,650
11/26 15:30
-485(%)
時価総額 10,682,487百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9433 東証プライム
4,926
11/26 15:30
-36(%)
時価総額 10,797,033百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
51,450
11/26 15:30
+720(%)
時価総額 16,372,470百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,844
11/26 15:30
-30(%)
時価総額 13,000,636百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17