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前場に注目すべき3つのポイント~ファナックへの嫌気売りが強まらなければ安心感に

2019/7/30 8:35 FISCO
*08:35JST 前場に注目すべき3つのポイント~ファナックへの嫌気売りが強まらなければ安心感に 30日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:ファナックへの嫌気売りが強まらなければ安心感に ■前場の注目材料:ファナック、1Q営業利益47.5%減、20/3期予想を下方修正 ■JPX、東京商品取引所がTOB受け入れへ、1株400円台半ば ■ファナックへの嫌気売りが強まらなければ安心感に 30日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開が続こう。29日の米国市場は、30日から再開される米中通商協議のほか、利下げが予想されるFOMC、米民主党大統領選候補者の第2回討論会を見極めたいとの思惑から、まちまちの展開だった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比50円高の21620円。円相場は1ドル108円70銭台とやや円安に振れて推移している。 注目されたファナック<6954>の第1四半期決算は、営業利益は前年同期比47.5%減の285.95億円だった。弱い内容は想定されており、コンセンサス(250億円程度)は上回っているため中立だろう。一方で、1Q時点で20/3期予想を下方修正しており、アク抜け感にはつながりそうにない。また、コマツ<6301>、オリックス<8591>なども冴えない決算だったため、決算ラッシュの中ではより模様眺めムードが強まりやすいところである。 日経平均は25日線レベルに位置している21500円処が心理的な支持線として意識されている。先週末に決算を発表した東エレク<8035>は利食い優勢となったが、改めて底堅さが意識されてくるようだと、指数の下支えとして意識されやすい。また、やや内需系にシフトしやすい需給状況であり、ファーストリテ<9983>の底堅さにも期待したいところであろう。一方で、連日で強い値動きをみせているソフトバンクG<9984>は、やや買い疲れ感が意識されそうだ。 需給面では大引けでTOPIXのリバランス需給から若干商いが膨らむ可能性はあるだろうが、方向感の掴みづらい相場展開が続こう。薄商いの中でテクニカル面は機能しづらいところであるが、25日線を割り込んでくるようだと、一段と模様眺めムードが強まりやすいだろう。しばらくは、決算を手掛かりとした日替わり物色になりそうだ。 なお、昨日の東証1部の売買代金は1.7兆円と、7営業日連続で2兆円を下回っている。また、7月相場はこれまで2兆円を上回ったのは1日と18日の2営業日にとどまっている。薄商いの中で指数インパクトの大きい値がさ株の影響が大きく、方向感が掴みづらい状況である。決算が本格化する中で指数インパクトの大きい値がさ株の決算が影響を与えやすいが、本日の処は、ファナックへの嫌気売りが強まらなければ、安心感につながる可能性はありそうだ。 ■ファナック、1Q営業利益47.5%減、20/3期予想を下方修正 ファナック<6954>は第1四半期決算を発表。営業利益は前年同期比47.5%減の285.95億円だった。弱い内容は想定されており、コンセンサス(250億円程度)は上回っているため中立だろう。一方で、20/3期予想を修正しており、営業利益を757憶円から713億円に下方修正している。1Q段階での下方修正であり、もう一段の下振れが警戒されやすいだろう。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(27221.35、+28.90) ・シカゴ日経225先物は上昇(21620、大阪比+50) ・1ドル108円80-90銭 ・SOX指数は上昇(1598.02、+4.16) ・米原油先物は上昇(56.87、+0.67) ・米長期金利は低下 ・日銀追加金融緩和への期待 ・株安局面での自社株買い ・米連続利下げ観測 ・欧州中央銀行(ECB)が追加緩和検討 ・日銀のETF購入 ・三菱重<7011>JAXAと「こうのとり」8号機を9月に打ち上げ ・JPX<8697>東京商品取引所がTOB受け入れへ、1株400円台半ば ・日鍛バル<6493>車部品各社が軽量化に貢献、SUV・EV人気で需要増 ・住友ゴム<5110>IoTでタイヤ遠隔管理、システム来年稼働 ・富士電機<6504>アジアで発電設備の現地完結型保守サービス ・東レ<3402>車載用タッチパネル向け感光性導電材量産 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・日銀金融政策決定会合(最終日) ・08:30 6月有効求人倍率(予想:1.62倍、1.62倍) ・08:30 6月失業率(予想:2.4%、5月:2.4%) ・08:50 6月鉱工業生産速報値(前月比予想:-1.7%、5月:+2.0%) <海外> ・10:30 豪・6月住宅建設許可件数(前月比予想:+0.2%、5月:+0.7%) 《SF》
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3402 東証プライム
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時価総額 1,538,813百万円
総合素材メーカー。1926年創業。繊維事業や機能化成品事業、炭素繊維複合材料事業、水処理事業、医薬事業等を展開。炭素繊維で世界トップシェア。繊維は産業用途が回復傾向。26.3期売上高2兆8000億円目標。 記:2024/06/18
5110 東証プライム
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時価総額 461,640百万円
1909年創業の大手タイヤメーカー。兵庫県神戸市に本社。「DUNLOP」ブランドなどを展開。ゴルフクラブ等のスポーツ用品、制振ダンパー等の産業品も手掛ける。高機能商品の開発・増販等で競争力の強化を図る。 記:2024/10/14
6301 東証プライム
4,160
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6493 東証スタンダード
244
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6504 東証プライム
8,733
11/25 15:30
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時価総額 1,303,811百万円
大手総合電機。1923年創業。駆動制御機器や電源機器、計測機器、監視制御システム、半導体等を手掛ける。地熱発電設備、非鉄金属向け大容量変圧整流器等で世界トップシェア。新製品投入など成長戦略の推進図る。 記:2024/07/28
6954 東証プライム
4,197
11/25 15:30
+83(%)
時価総額 4,177,774百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7011 東証プライム
2,335.5
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時価総額 7,879,155百万円
総合重機国内最大手。1884年創立。各種発電システムや航空機用エンジン、物流機器、製鉄機械、特殊車両等を手掛ける。ガスタービンで世界トップシェア。中期経営計画では27.3期売上高5.7兆円以上目標。 記:2024/09/03
8035 東証プライム
23,135
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時価総額 10,911,229百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
8591 東証プライム
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時価総額 4,047,035百万円
大手金融サービス。自動車やICT関連機器等のリース・レンタル、不動産開発・賃貸管理、企業投資、環境エネルギー、生命保険、銀行など多角的に事業展開。輸送機器、不動産運営、コンセッションは回復傾向続く。 記:2024/07/07
8697 東証プライム
1,800
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時価総額 1,880,240百万円
東京証券取引所グループ、大阪証券取引所の経営統合で2013年に誕生。東京商品取引所、日本証券クリアリング機構なども傘下に持つ。配当性向60%程度目標。金利関連デリバティブの利便性向上、流動性の強化図る。 記:2024/08/01
9983 東証プライム
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+1,710(%)
時価総額 16,143,351百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,874
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時価総額 13,044,736百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17