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欧米為替見通し:ドル・円は下げ渋りか、地政学リスクで円買い先行も米中協議に期待継続

2019/6/21 17:25 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は下げ渋りか、地政学リスクで円買い先行も米中協議に期待継続 21日の欧米外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開を予想したい。米利下げ観測に伴う長期金利の低下でドル売りに振れやすいなか、米国とイランの対立を懸念した円買いが見込まれる。ただ、来週の米中貿易摩擦の緩和を期待したムードは円買いを弱めそうだ。 前日の海外市場では、米連邦公開市場委員会(FOMC)のハト派的な政策スタンスを消化する展開となり、米10年債利回りの低下を手がかりにドル売り基調が強まった。ドル・円は108円台を目指して持ち直す場面もあったが、フィラデルフィア連銀製造業景況指数が予想を大きく下回ったことでドルの回復の勢いはそがれ、下値を模索する値動きに。本日のアジア市場では米10年債利回りが緩やかに戻していたが、再び心理的節目の2.00%を下回る可能性からドル売りに振れやすい。ドル・円はこの後の欧米市場で1月3日の「フラッシュ・クラッシュ」以来の水準となる106円台が視野に入った。 一方、米国とイランの緊張も警戒されている。イランが米無人機を撃墜したことに関連し、トランプ米大統領は「われわれは我慢しない」などと対抗する姿勢を示したことで両国の対立が深まるとの懸念が広がった。その後、トランプ大統領はイランへの攻撃を容認した後、撤回したとの報道もあり、一触即発の事態を不安視した円買いが強まりやすい。ただ、来週の米中首脳会談に向け両国当局者による事前協議が始まり、貿易摩擦の事態打開への期待感が円の上昇圧力を弱めそうだ。(吉池 威) 【今日の欧米市場の予定】 ・17:30 英・5月公的部門純借入額(銀行部門除く)(予想:+41億ポンド、4月:+58億ポン ド) ・21:30 カナダ・4月小売売上高(前月比予想:+0.2%、3月:+1.1%) ・22:45 米・6月製造業PMI速報値(予想:50.5、5月:50.5) ・22:45 米・6月サービス業PMI速報値(予想:51.0、5月:50.9) ・23:00 米・5月中古住宅販売件数(予想:530万戸、4月:519万件) ・01:00 ブレイナード米FRB理事とメスター米クリーブランド連銀総裁がFRBイベント参加 ・04:00 デイリー米サンフランシスコ連銀総裁がポッドキャスト主催(地域経済) 《FA》