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*18:24JST 米国株見通し：米中通商摩擦の激化懸念で株安広がる S&P500先物　 2787.50（-17.50）　（18:05現在） ナスダック100先物　 7231.50（-63.75）　（18:05現在） 　18時05分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は軟調推移。NYダウ先物は160ドル安程度で推移している。欧州株式市場は全面安。時間外取引のNY原油先物は前日比0.90ドルほどの下落で推移。こうした流れを受け、29日の米株式市場は売り先行で始まりそうだ。 　「中国がレアアースの対米輸出規制を真剣に検討」との観測を受けて、米中通商摩擦の激化や通商協議の長期化が懸念されている。米財務省が、為替監視リストに中国を継続して指定し、「通貨安回避に向け必要な措置を講じるよう中国に促す」と表明。それに対して、中国外務省は、「米国は他国の為替レートを判断する立場にない」と反論している。NY原油先物は、需要後退思惑や割高感に圧迫される展開が見込まれる。 　本日発表となる米国の経済指標は、5月リッチモンド連銀製造業指数のみ。2カ月連続で低下した後、反発が予想されているが、過去6年ほどの平均をやや下回る水準となりそうであり、株式市場にはポジティブな材料になりにくいとみられる。決算発表は、アバクロビー＆フィッチ、ディックス・スポーティング・グッズ、パロアルト・ネットワークスなどが予定されている。 《KK》