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NYの視点:米12月NAHB住宅市場指数は20年ぶり高水準も、持続は困難との見方
2019/12/17 7:35
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*07:35JST NYの視点:米12月NAHB住宅市場指数は20年ぶり高水準も、持続は困難との見方 全米住宅産業協会(NAHB)が発表した12月NAHB住宅市場指数は76と、1999年以降20年ぶり高水準を記録した。主に最近の住宅需要の急増が全体指数を押し上げた。購買見込み客足数は58と、1998年来の高水準に並んだ。現在の一戸建て販売は11月の77から7ポイント上昇し84と、1999年来の高水準。 ■12月NAHB住宅市場指数:76 一戸建て販売、現在:84(11月77) 一戸建て販売、見通し:79(11月78) 購買見込み客足数:58(11月54) 建設業者は春ごろからの住宅市場の反発が継続すると期待していると、NAHBの会長、Greg Ugalde氏は述べている。1)中古住宅の供給が不足していることや2)住宅ローン金利の低下、3)労働市場の強さ、に支えられていると説明した。 一方で、NAHBのチーフエコノミストは高いコストが住宅購入能力(affordability)を圧迫、力強い建設の伸びを抑制していると警告している。実際、新築住宅販売は2005年ピーク時の47%に過ぎない水準で推移している。最新10月の結果は73.3万戸、史上最高となった2005年7月時点は、138.9万戸だった。ミシガン大学消費者信頼感指数の調査で、消費者の住宅購入意欲は、住宅ローン金利の低下にもかかわらず金融危機時の2008年以来で最低にとどまっている。 今後は住宅ローン金利が底入れすることを考えると、2020年は現状のペースでの建設セクターの伸びを期待することは困難との見方を、エコノミストは強めている。 《CS》
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