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日立化成、日立、アドバンテスなど

2019/12/19 16:41 FISCO
<4217> 日立化成 4560 +480急騰。前日に昭和電工<4004>が同社の買収を正式に発表している。TOBを通じ9600億円強ですべての株式を買い入れ完全子会社化する。TOB価格は4630円と、前日の同社株4080円に対して13%強のプレミアムとなる。TOB価格にサヤ寄せの動きとなっている。先の観測報道では買収額は9000億円規模とされていた。一方、昭和電工は資金負担の増加もあって売りが先行する形に。 <7202> いすゞ自 1334.0 -51.0大幅反落。前日はボルボとの包括提携が伝わり一時急伸する展開になっていたが、正式発表を受けて本日は売りが優勢の展開になっている。トヨタ<7203>との資本提携解消後はアライアンスでの進展がなかったため、ボルボとの提携自体には期待感も高まる形ではあるもよう。ただ、戦略的提携の一環とされるボルボ・グループ保有のUDトラックス買収に関しては、同社の負担増につながるとして警戒する見方が優勢のもようだ。 <9843> ニトリHD 17180 -400続落。第3四半期累計営業利益は前年同期比8%増の840億円前後になったもようとの観測が伝わった。10月の消費税率引き上げ前に高額家具を中心に駆け込み需要が膨らんだもよう。また、為替予約によって輸入の決済レートが円高になったことも収益を押し上げ、上半期の小幅減益から増益に転じる形へ。ただ、通期計画は据え置くもようとされており、駆け込み需要の反動減の影響には不透明感残るとの見方が優勢に。 <6501> 日立 4670 +205大幅続伸。、南アフリカ案件に関する三菱重<7011>との和解、日立化成<4217>の売却、画像診断事業の売却を揃って前日に発表。それに伴って業績予想の修正も発表、和解費用計上などで親会社株主に帰属する当期利益は3600億円から1700億円に減額。発表内容は既報でもあり、業績修正とあわせてあく抜け感へとつながった。また、南ア案件でのキャッシュアウトが想定よりも小幅にとどまる見込みも買い材料視。 <6857> アドバンテス 5980 +150年初来高値を更新。前日の米国市場では取引終了後にマイクロンが決算を発表、減収減益決算となったものの市場予想は上回る着地となり、時間外取引では約4%の上昇となっている。これを受けての国内半導体関連株は高安まちまちとなっているが、同社に関しては、前日に開催された技術説明会などを評価して、野村證券が目標株価を6695円から7453円に引き上げており、支援材料となっている。 <9418> USENNEX 1361 +102大幅反発。株主優待制度の拡充を前日に発表している。これまで映像サービス「U-NEXT」の株主優待を実施してきたが、中長期保有の株主拡大に向けて、食品、電化製品、ギフト、旅行・体験に交換できる株主優待制度「USEN-NEXT HOLDINGS プレミアム優待倶楽部」を新設。500株以上のお株主を対象に、保有株数や保有年数に応じて、製品との交換が可能な株主優待ポイントを贈呈する。 <3861> 王子HD 609 -24大幅続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断を新規に「ニュートラル」、目標株価を680円としている。当面のパルプ市況の回復は株価に織り込まれたと判断、中国の景気先行き不透明感などを踏まえると、2018年ほどの市況上昇は当面起こりがたいとみている。ヒストリカル比較でみると株価水準に割安感も見いだせないとしている。株価が高値圏にあるなかで、利食い売りのきっかけ材料ともされる形に。 <6615> UMCエレ 464 -74急落。東証が、同社の不適切な会計処理の事象に関連し、内部管理体制等について改善の必要性が高いと認められることから、同社株式を特設注意市場銘柄に指定すると発表した。1年後に内部管理体制確認書を提出し、審査の結果、内部管理体制等に問題があると認められる場合には原則として上場廃止となる。また、上場契約違約金4800万円の支払いも求められている。先行き不透明感が改めて意識される展開となっているようだ。 <7602> カーチスHD 345 +77一時ストップ高。中国の山東新華錦の100%子会社である青島新華錦汽車貿易と合弁会社設立の合弁契約を締結したと前日に発表。今後、中国に自動車および関連部品の輸出事業を行う拠点を構築し、中央アジア、EU方面への物流・輸出などの事業について具体的に進めていくとともに、中国国内での中古車市場における事業展開を目指していく計画。中国展開の本格化に伴う今後の収益寄与への期待が高まる展開となっているようだ。 <4901> 富士フイルム 5389 +112反発。日立<6501>の画像診断機器事業買収報道を受けて昨日は資金負担増などを警戒する動きが優勢となったが、正式発表や説明会を受けて、本日は見直しの動きが優勢になった。製品ラインアップ拡充によるトータルソリューション提供、画像処理・AI技術を組み合わせた革新的なソリューション提供、販売チャネルの相互活用による営業力強化といったシナジーの示現を期待。また、自社株買いの再開も期待される格好に。 《US》
関連銘柄 13件
3861 東証プライム
596.9
12/26 15:30
+5.4(%)
時価総額 605,485百万円
国内製紙最大手。段ボール原紙や家庭紙、紙おむつ等の生活産業資材が主力。特殊紙や感熱紙などの機能材、資源環境ビジネス等も手掛ける。機能材では通販向けヒートシール紙、非フッ素耐油紙などの拡販に取り組む。 記:2024/11/26
4,099
12/26 15:30
+13(%)
時価総額 757,909百万円
昭和電工、旧日立化成が統合した機能性化学メーカー。半導体・電子材料、石油化学等のケミカルが柱。自動車部品、セラミックス等も。半導体後工程材料で世界トップシェア。事業ポートフォリオ改革等に取り組む。 記:2024/10/13
4217 東証1部
4,625
6/18 15:00
+5(%)
時価総額 963,688百万円
リチウム電池向け負極材で世界首位。電子材料など機能材料事業や先端部品・システム事業が主力。昭和電工がTOBで完全子会社へ。3Q累計では足踏みも、ダイボンディング材や封止材などの電子材料で巻き返しを展望。 記:2020/03/20
3,271
12/26 15:30
+18(%)
時価総額 4,068,722百万円
富士フイルムを中核とする持株会社。メディカルシステムや電子材料、オフィスソリューション、デジカメを手掛ける。医用画像情報システムで世界トップシェア。配当性向30%目安。27.3期営業利益3600億円目標。 記:2024/07/08
6501 東証プライム
3,958
12/26 15:30
+63(%)
時価総額 18,351,540百万円
総合電機大手。金融ソリューションや社会インフラITシステム、原子力関連ビジネス、鉄道システム、ビルシステム等を手掛ける。連結子会社数は610社超。グリーンエナジー&モビリティセグメントなどは売上順調。 記:2024/11/26
281
12/26 15:30
+5(%)
時価総額 7,946百万円
国内トップクラスの電子機器受託製造サービス会社。車載機器を軸に、産業機器、OA機器分野等で事業展開。豊田自動織機が筆頭株主。自動車の重要保安部品の開発などに強み。中計では27.3期売上高1500億円目標。 記:2024/07/02
6857 東証プライム
9,095
12/26 15:30
+110(%)
時価総額 6,968,052百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
7011 東証プライム
2,250
12/26 15:30
+24(%)
時価総額 7,590,708百万円
総合重機国内最大手。1884年創立。各種発電システムや航空機用エンジン、物流機器、製鉄機械、特殊車両等を手掛ける。ガスタービンで世界トップシェア。中期経営計画では27.3期売上高5.7兆円以上目標。 記:2024/09/03
7202 東証プライム
2,132.5
12/26 15:30
+16.5(%)
時価総額 1,601,237百万円
トラック・バスの製造・販売等を行う商用車メーカー。1916年創業。150以上の国・地域で販売。ディーゼルエンジンなどに強み。トヨタ自動車と資本提携。配当性向40%目安。商用車では新型車の拡販などに注力。 記:2024/08/20
7203 東証プライム
3,142
12/26 15:30
+177.5(%)
時価総額 49,627,849百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7602 東証スタンダード
133
12/26 15:30
-2(%)
時価総額 3,206百万円
中古車買取・販売店「カーチス」を全国展開。車検・修理等の整備事業、自動車保険中心の保険事業、BtoB中古車輸出事業なども手掛ける。保証、メンテナンスパッケージなどを強化。アフターサービスの充実化図る。 記:2024/08/22
9418 東証プライム
1,747
12/26 15:30
+8(%)
時価総額 105,038百万円
U-NEXT、USEN、U-POWER等を傘下に収める持株会社。店舗BGMで国内トップシェア。動画配信サービスは国内シェア2位。コンテンツ配信事業の課金ユーザーは444万人超。USENでんきは収益性向上。 記:2024/10/29
9843 東証プライム
18,295
12/26 15:30
-145(%)
時価総額 2,093,735百万円
家具・インテリア国内最大手。企画、原材料調達、製造、物流、販売の一貫体制を構築。アイテム数は約1万点。自社開発商品比率が高い。島忠を傘下に収める。中国大陸などグローバルチェーン展開の加速などに注力。 記:2024/11/12