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27000円接近では強弱感が対立もハイテクなどへの押し目狙いの動き

2022/4/19 8:27 FISCO
*08:27JST 27000円接近では強弱感が対立もハイテクなどへの押し目狙いの動き  19日の日本株市場は、買い一巡後はこう着の強い相場展開になりそうだ。18日の米国市場はNYダウが39ドル安だった。4月の建設企業のセンチメントが悪化したほか、世銀が2022年の世界経済成長率を引き下げたことを受けて売り先行で始まった。その後も連邦準備制度理事会(FRB)が5月連邦公開市場委員会(FOMC)で大幅利上げに踏み切るとの憶測が一段と強まり、金利が上昇したため下げ幅を拡大。売り一巡後は値ごろ感からの買いから上昇に転じる場面も見られたもののプラス圏を維持できず、小幅ながら続落となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比95円高の26845円。円相場は1ドル127円00銭台で推移している。  シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まろう。米国市場は続落とはなったものの、一時プラスに転じるなど値ごろ感から買われる場面も見られた。SOX指数は上昇していることから、半導体株にはポジティブに作用しそうだ。米長期金利上昇に対する警戒感は根強いものの、米国では決算発表が本格化するなか、長期的な利益成長に着目した物色が見られているようである。低迷していたハイテク株を見直す動きのなか、東京市場においても同様の動きに向かいそうだ。  昨日の日経平均は一時500円を超える下落とはなったものの、後場に入り下げ渋る動きを見せており、市場参加者が限られるなかで短期的な売り仕掛けの動きが中心だったと見られる。祝日明けで米国勢の資金流入が見込まれるなか、前日の下落に対する自律反発の動きが意識されよう。日経平均は25日線が27157円、75日線が27241円辺りに位置しているため、27000円接近では強弱感が対立しやすいと見られる。一方で、前日の売り一巡後の底堅い値動きから売りは仕掛けづらいほか、安値圏ながら東エレク<8035>の底堅さも見られてきており、ハイテク株などには押し目狙いの動きも期待されそうだ。  また、昨日のマザーズ指数は1.8%超の下落で支持線として期待されていた25日線をわずかに割り込んできた。トレンドは弱気ながら、早期に同線を回復してくるようであれば、中小型株へは修正リバウンドを狙った短期的な値幅取り狙いの資金流入が意識されそうである。 《AK》
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世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07