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米中貿易協議再開、ファーウェイ取引容認を好材料視
2019/7/1 8:44
FISCO
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*08:44JST 米中貿易協議再開、ファーウェイ取引容認を好材料視 1日の日本株市場は堅調な相場展開が見込まれる。注目された米中首脳会談では、想定されていたものの、5月から途絶えている貿易協議の再開で合意した。また、ファーウェイに米国製品を売ることを認めていきたいと態度を軟化させており、安全保障上の問題がないところは装備や設備を売ってもいいとの考えを示している。半導体関連などはファーウェイ問題によって業績への影響が警戒されていただけに、買い戻しの流れが強まりそうである。円相場は1ドル108円台前半と円安に振れて推移していることも安心感につながる。 石油輸出国機構(OPEC)総会が1日に開催予定である。また、ロシアなどOPEC非加盟の主要産油国との合同会合は7月2日に開く。プーチン大統領は、G20でサウジアラビアのムハンマド皇太子との会談を行い、OPECとロシアなど非加盟の産油国が取り組む原油の協調減産を7月以降も続けることで合意したと明らかにしており、会合での協調減産の決定が見込まれ、原油相場の安定も安心感につながるだろう。 ただし、G20通過後で日本が最初の市場反応になるため、買い一巡後はグローベックスの米株先物の値動きなどを睨みながらの相場展開になりやすいだろう。日本主導で上昇をけん引するとは考えづらく、短期筋のショートカバー一巡後はやや手掛けづらさも意識されてくる可能性はありそうだ。積極的なロングポジションも積み上がりづらく、先物主導のインデックス売買次第といったところか。 また、週半ば以降は米雇用統計のほか、4日は米独立記念日で休場となるほか、前日の3日は短縮取引となることもあり、海外勢のフローは限られる。引き続き商いが膨らみづらい需給状況でもあるため、インデックス売買の影響を受けやすいところである。その他、翌週にはETFの決算日である分配金支払基準日を迎えるため、配当金捻出の為のキャッシュ作りの売り需要が想定されている。こういった需給要因も次第に警戒されてくると考えられるため、積極的な上値追いが限られそうだ。 なお、テクニカル面では、日経平均は25日線と75日線でのもち合いが続いているが、上値抵抗の75日線をギャップスタートで超えてくることが見込まれる。5月の大型連休後の調整で空けたマド(21639円-21875円)の下限レベルをまず目指したいところであろう。 《AK》
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