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上値追い鈍いが先高期待も後退せず、IPO活況続く

2019/12/17 12:23 FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)] 日経平均;24030.31;+77.96TOPIX;1740.74;+3.87 [後場の投資戦略]  前日の米主要株価指数が揃って過去最高値を更新し、本日の日経平均も寄り付きで取引時間中の年初来高値を更新した。ただ、寄り付きを高値に伸び悩み。目先の利益を確定する売りが出ており、積極的に上値を追う動きも乏しいとみられる。ここまでの東証1部売買代金はおよそ9700億円とさほど膨らんでいない。個別でも、米半導体関連株の一角が大きく値上がりしたにもかかわらず、東エレクなどは利益確定売りに押される展開となっている。米中通商協議の「第1段階」の合意や目先の経済指標の改善はこれまでの株高のなかである程度織り込んでおり、更なる上値追いの材料とはみなされていないようだ。円相場が1ドル=109円台後半で下げ渋っている点も注目される。とはいえ売りを誘う材料は乏しく、アジア株も総じてしっかり。先高期待の後退までは想定されず、日経平均は24000円台での値固めが続きそうだ。  新興市場では日経ジャスダック平均が小幅に3日続伸する一方、マザーズ指数が小幅に5日続落して前場を折り返した。サンバイオ<4592>が前日と同様にストップ安水準での売り気配が続いており、マザーズ指数を下押ししている。しかし、本日マザーズ市場へ新規上場したクラウド会計ソフトのフリー<4478>は公開価格を25%上回る初値を付けた。公募・売出しによる吸収金額がSansan<4443>に次ぐ今年2番目の大きさだったことを考慮すると、好調な出足と言えるだろう。初値後も値上がりしており、売買代金は全市場で2位にランクイン。マクアケ<4479>も再び上値を窺う動きを見せており、IPO(新規株式公開)銘柄の活況が続いている。個人投資家の物色意欲はなお旺盛のようだ。(小林大純) 《AK》
関連銘柄 4件
4443 東証プライム
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時価総額 253,607百万円
営業DXサービス「Sansan」、インボイス管理サービス「Bill One」等を手掛ける。Sansanは契約件数が9400件超。Bill Oneの有料契約件数は2600件超。Bill Oneは高成長続く。 記:2024/06/07
4478 東証グロース
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11/25 15:30
+49(%)
時価総額 154,613百万円
中小企業向けに統合型クラウド会計ソフト、人事労務ソフトの提供等を行う。クラウド会計ソフトで国内トップシェア。有料課金ユーザー企業数は53万件超。サブスク売上比率が高い。金融サービスの拡大等を図る。 記:2024/10/24
4479 東証グロース
495
11/25 15:30
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時価総額 6,300百万円
応援購入型クラウドファンディングサイト「Makuake」を運営。製品プロデュース支援事業等も。会員数は275万人超。池田泉州HDの法人向けデジタルバンク事業に参画。1プロジェクト当たりの単価向上を図る。 記:2024/06/15
4592 東証グロース
979
11/25 15:30
+14(%)
時価総額 67,188百万円
再生細胞医薬品の開発・製造・販売を行う。中枢神経系疾患が主な対象。細胞治療薬「SB623」が主要開発品。ヒト体性幹細胞加工製品「アクーゴ脳内移植用注」は日本における条件及び期限付き製造販売承認を取得。 記:2024/10/11