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より需給状況が良好な銘柄には買い戻しの流れが強まりやすい

2019/12/2 12:15 FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)] 日経平均;23551.88;+257.97TOPIX;1715.85;+16.49 [後場の投資戦略]  日経平均は寄り付き後速い段階で23500円を回復すると、その後は高値圏での底堅い値動きが続いている。米ブラックフライデーの好調なほか、中国の製造業PMIが予想外に判断の分かれ目となる50を上回ったことが、買い戻しを誘う格好となったようである。週明けの米国市場では11月のISM製造業景況指数の発表が予定されている。景気拡大・縮小の節目となる50を3カ月連続で下回っているが、10月については9月からは改善している。足元では7-9月の米実質国内総生産(GDP)改定値は、速報値から上方修正され、エコノミスト予想も上回っていた。こういった流れから製造業PMIの50回復が意識されてきており、より買い戻しを誘う流れになっているようである。  とは言え原油先物相場下落の影響からエネルギー株の一角が冴えないなど、冷静な対応でもあるため、225型の先物主導によるインデックス売買が中心となる中でも、より需給状況が良好な銘柄には買い戻しの流れが強まりやすいだろう。その他、マザーズ指数は小幅に反落となっているが、足元の急ピッチのリバウンドに対する一服といったところであろう。中小型株については出遅れ感の強い銘柄を見直す動きに広がりがみられているため、出遅れ銘柄を探る動きとなろう。 《AK》