マーケット
12/19 15:15
38,813.58
-268.13
42,342.24
+15.37
暗号資産
FISCO BTC Index
12/20 12:45:14
15,281,935
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

5日の中国本土市場概況:上海総合0.1%高で反発、証券株に買い

2024/12/5 17:05 FISCO
*17:05JST 5日の中国本土市場概況:上海総合0.1%高で反発、証券株に買い 5日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比4.21ポイント(0.13%)高の3368.86ポイントと反発した。 市場支援スタンスが相場を支える流れ。上場企業の自社株買いを支援するために導入された融資制度について、中国当局が見直しを行ったもよう――と伝わった。報道によれば、同融資制度について、金融機関による同融資の上限をこれまでの70%から90%に引き上げる。株価の上昇要因となるため、投資家の投資意欲も向上すると期待された。また、中国当局は金融・財政政策を強めるとの期待も根強い。金融政策では、年内に預金準備率が引き下げられるとの観測も流れている。 ただ、上値は限定的。中国経済の成長鈍化が懸念される中、指数は安く推移する場面もみられた。中国共産党機関紙の人民日報は4日の論説記事で、「5%前後」とした今年の経済成長目標について、5%をやや下回っても容認できるとの見解を示している。また、経済協力開発機構(OECD)は4日、2025年の中国経済成長率予測を前回の4.5%から4.7%に上方修正したが、24年の予測からは鈍化するとの見通しを明らかにした。様子見ムードも漂う。11〜12日の開催が報じられた中央経済工作会議を前に、今週末〜来週初めにも中央政治局会議が開かれる見通しだ。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、証券の上げが目立つ。光大証券 (601788/SH)が4.9%高、太平洋証券(601099/SH)が3.2%高、中原証券(601375/SH)が2.0%高、信達証券(601059/SH)が1.5%高で引けた。 不動産株も物色される。華麗家族(600503/SH)と華遠地産(600743/SH)がそろってストップ(10.0%)高、光明地産(600708/SH)が5.5%高で取引を終えた。ハイテク株、自動車株、軍事関連株、空運株なども買われている。 半面、エネルギー株はさえない。中国石油天然気(601857/SH)と中海油田服務(601808/SH)がそろって1.8%、中国海洋石油(600938/SH)が1.6%、中国石油化工(600028/SH)が1.4%、エン鉱能源(600188/SH)が1.1%ずつ下落した。素材株、銀行・保険株、公益株、食品・酒造株、医薬株も売られている。 外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.35ポイント(0.13%)高の277.16ポイント、深センB株指数が0.38ポイント(0.03%)高の1223.15ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《CS》