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15日の香港市場概況:ハンセン2.4%高で続伸、中国不動産セクターに買い

2023/12/15 18:00 FISCO
*18:00JST 15日の香港市場概況:ハンセン2.4%高で続伸、中国不動産セクターに買い 15日の香港市場は、主要82銘柄で構成されるハンセン指数が前日比390.00ポイント(2.38%)高の16792.19ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が126.86ポイント(2.28%)高の5700.39ポイントと続伸した。売買代金は1362億5890万香港ドルに拡大している(14日は1022億3480万香港ドル)。 内外環境の改善で投資家心理が上向く流れ。米株の高値更新や、中国の景気支援スタンスが好感された。昨夜の米市場では、米利下げ観測が強まる中、主要指標のNYダウが0.4%高と6日続伸し、連日で史上最高値を更新。ほか、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は2.7%上昇し、およそ2年ぶりに最高値を更新した。中国の不動産支援策にも期待感。北京、上海の中国2大都市が14日、不動産市場のテコ入れ策をそろって発表した。また、朝方公表された12月の中期貸出ファシリティ(MLF)金利は予想通り据え置かれたが、資金供給額は予想を大幅に上回っている。また、取引時間中に公表された11月の中国経済統計に関しては、不動産関連など一部を除き、概ね良好。鉱工業生産額の伸びは予想以上に前月から拡大し、小売売上高は予想ほどではなかったものの、増加率が前月を大幅に上回っている。(亜州リサーチ編集部) ハンセン指数の構成銘柄では、コンテナ海運大手の東方海外(316/HK)が9.4%高、 電子商取引(Eコマース)大手の京東集団(9618/HK)が7.0%高、太陽光発電(PV)用ガラス基板メーカーの信義光能HD(968/HK)が6.8%高と上げが目立った。 セクター別では、中国の不動産が高い。融創中国HD(1918/HK)が16.3%、雅居楽集団HD(3383/HK)が8.5%、合景泰富集団HD(1813/HK)と世茂集団HD(813/HK)がそろって7.3%ずつ上昇した。 海上輸送やコンテナ生産・リースの海運関連もしっかり。上記した東方海外のほか、海豊国際HD(1308/HK)が4.1%高、太平洋航運集団(2343/HK)が3.8%高、勝獅貨櫃(716/HK)が8.5%高、中国国際海運集装箱(2039/HK)が4.0%高と値を上げた。 非鉄やセメント、段ボールなど素材セクターも物色される。中国宏橋集団(1378/HK)が5.2%高、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が4.2%高、華潤建材科技HD(1313/HK)が7.5%高、中国建材(3323/HK)が3.4%高、理文造紙(2314/HK)が15.6%高、玖龍紙業(2689/HK)が6.8%高で取引を終えた。 一方、本土市場は3日続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.56%安の2942.56ポイントで取引を終了した。ハイテク株が安い。医薬株、公益株、軍事関連株、エネルギー株、素材株、金融株、メディア・娯楽株なども売られた。半面、不動産株は高い。酒造株の一角も買われた。 亜州リサーチ(株) 《CS》