マーケット
11/22 15:15
38,283.85
+257.68
44,296.51
+888.04
暗号資産
FISCO BTC Index
11/23 18:02:56
15,252,032
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

16日の中国本土市場概況:上海総合は0.8%安で4日続落、ハイテク株に売り

2023/8/16 16:49 FISCO
*16:49JST 16日の中国本土市場概況:上海総合は0.8%安で4日続落、ハイテク株に売り 16日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比26.05ポイント(0.82%)安の3150.13ポイントと4日続落した。終値では、今年1月以来の安値水準に落ち込んでいる。 前日までの軟調地合いを継ぐ流れ。低調な経済指標の発表が相次ぐ中、中国景気の先行きが不安視されている。15日公表した7月の経済統計では、小売売上高や鉱工業生産などがそろって大幅に下振れた。英金融大手バークレイズのアナリストは15日、中国の2023年国内総生産(GDP)伸び率予想を4.9→4.5%に引き下げている。中国政府が目標とする通年成長5%前後については、達成が困難との見方だ。人民元安の進行も逆風。外国為替市場では対米ドルの人民元安に拍車がかかり、足元では昨年11月以来の水準で推移している。ただ、指数は下げ渋る場面もみられた。中国の景気対策に対する期待が根強い。中国人民銀行(中央銀行)は15日、据え置き予想に反し、8月の中期貸出ファシリティ(MLF)金利を2.65→2.50%に引き下げた。MLF金利の引き下げを受け、来週21日に発表される最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」についても、引き下げの可能性が高まっている。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、ハイテクの下げが目立つ。IC設計の上海韋爾半導体(603501/SH)が4.5%安、半導体モジュール生産の嘉興斯達半導体(603290/SH)が3.8%安、スーパーコンピューター世界大手の曙光信息産業(603019/SH)が2.9%安、パワー半導体の杭州士蘭微電子(600460/SH)が2.4%安で引けた。 石油関連の銘柄も安い。中海油能源発展(600968/SH)が4.6%、中海油田服務(601808/SH)が2.8%、中国石油天然気(601857/SH)が2.4%、中国海洋石油(600938/SH)が2.1%ずつ下落した。自動車株、素材株、医薬品株、銀行・保険株、運輸株、インフラ関連株なども売られている。 半面、証券株はしっかり。国聯証券(601456/SH)が4.1%、中泰証券(600918/SH)が2.7%、中原証券(601375/SH)が0.9%ずつ上昇した。市場活性化の期待が高まっている。「中国当局が株式取引にかかる印紙税の引き下げを検討しているもよう」と報じられたことが引き続き材料視された。このほか、直近で下げのきつかった不動産株なども買われている。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が4.64ポイント(1.73%)安の263.52ポイント、深センB株指数が7.41ポイント(0.63%)安の1168.60ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《CS》