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13日の中国本土市場概況:上海総合0.2%高で反発、ICT株に買い

2023/6/13 16:49 FISCO
*16:49JST 13日の中国本土市場概況:上海総合0.2%高で反発、ICT株に買い 13日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比4.84ポイント(0.15%)高の3233.67ポイントと反発した。 中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。中国人民銀行(中央銀行)は13日、公開市場操作(オペ)で7日物リバースレポを実施し、総額20億人民元(約390億円)を市場に供給。オペ金利は2.00→1.90%に引き下げた。また、今週15日に公表される今月の中期貸出ファシリティ(MLF)金利に関しても、引き下げ観測が流れている。また、一部外電は13日、「中国は景気浮揚のため、幅広い刺激策を検討していると複数関係者が明らかにした」などと報じた。ただ、上値は重い。人民元安の進行が不安視されたほか、週内に公表される5月の経済指標(15日に小売売上高や鉱工業生産など。15日までに金融統計)を見極めたいとするスタンスも広がっている。指数は安く推移する場面もみられた。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、ICT関連の上げが目立つ。インターネット・セキュリティーの三六零安全科技(601360/SH)が5.5%高、スーパーコンピューター世界大手の曙光信息産業(603019/SH)が5.0%高、フィンテック中国大手の恒生電子(600570/SH)が4.7%高、IC設計の上海韋爾半導体(603501/SH)が4.3%高、産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)が3.1%高で引けた。 証券株もしっかり。東方証券(600958/SH)が2.0%、中国光大証券(601788/SH)が1.5%、華泰証券(601688/SH)が1.2%、中泰証券(600918/SH)が1.0%ずつ上昇した。銀行・保険株、自動車株、メディア・娯楽株、食品・酒造株の一角なども買われている。 半面、石油・石炭株はさえない。中国海洋石油(600938/SH)が3.0%安、中国石油天然気(601857/SH)が2.2%安、中国中煤能源(601898/SH)が1.9%安、エン鉱能源(600188/SH)が1.1%安で引けた。原油需要の伸びが鈍化するとの見方が広がり、昨夜のWTI原油先物は4.3%安と3日続落している。公益株、医薬品株、不動産株、素材株も売られた。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.56ポイント(0.21%)高の271.48ポイント、深センB株指数が0.55ポイント(0.05%)高の1123.80ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《CS》