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24日の香港市場概況:ハンセン1.6%安で続落、「外出消費」関連に売り

2023/5/24 18:02 FISCO
*18:02JST 24日の香港市場概況:ハンセン1.6%安で続落、「外出消費」関連に売り 24日の香港市場は、主要76銘柄で構成されるハンセン指数が前日比315.32ポイント(1.62%)安の19115.93ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が125.49ポイント(1.90%)安の6478.08ポイントとそろって続落した。ハンセン指数は3月20日以来、2カ月ぶりの安値水準を切り下げている。売買代金は979億6670万香港ドルと薄商いが続いた(23日は863億7960万香港ドル)。 内外環境の不透明感が嫌気される流れ。米連邦政府の債務上限問題を巡っては、断続的に与野党協議が行われたものの、特段の進展はなく「上限引き上げの合意が遅れれば、6月1日にも米国はデフォルト(債務不履行)に陥る」との不安が高まっている。中国国内では、経済活動萎縮の警戒感が再燃。中国の感染症対策の第一人者で、中国工程院の院士である鐘南山氏は22日、広東省広州市で開かれたフォーラムで、4月末に始まった中国の新型コロナウイルス感染に言及し、「今年の感染第2波は、6月末に新規感染者が1週間当たり約6500万人に増え、ピークを迎える」との見方を示した。外出型の消費関連に売りが先行している。(亜州リサーチ編集部) ハンセン指数の構成銘柄では、中国中堅デベロッパーの龍湖集団HD(960/HK)が7.9%安、パソコン(PC)世界最大手の聯想集団(992/HK)が7.7%安、政府系インベストメント会社の中国中信(267/HK)が5.7%安、火鍋チェーン最大手の海底撈国際HD(6862/HK)が5.6%安と下げが目立った。聯想については、昼に公表した通期決算の2割減益が売り材料視されている。後場に入り下げ幅を拡大した。 セクター別では、レストランチェーンや酒造など飲食関連が安い。上記した海底撈国際のほか、海倫司国際HD(9869/HK)が6.9%、百勝中国HD(9987/HK)が4.1%、呷哺呷哺餐飲管理(520/HK)が3.9%、青島ビール(168/HK)が4.1%、華潤ビールHD(291/HK)が3.1%ずつ下落した。 カジノ銘柄も急落。新濠国際発展(200/HK)が6.0%安、金沙中国(1928/HK)が5.4%安、美高梅中国HD(2282/HK)が5.3%安、銀河娯楽集団(27/HK)が4.3%安と値を下げた。 エアラインや代理店の旅行関連がセクターも売られる。中国国際航空(753/HK)と中国東方航空(670/HK)がそろって4.0%安、中国南方航空(1055/HK)が3.4%安、携程集団(9961/HK)が3.3%安、同程旅行HD(780/HK)が2.7%安で引けた。 宅配や荷役など物流関連の銘柄群もさえない。嘉里物流聯網(636/HK)が3.3%安、中国外運(598/HK)が3.0%安、京東物流(2618/HK)が2.4%安、深セン国際HD(152/HK)が2.1%安で取引を終えた。 本土市場も続落。主要指標の上海総合指数は、前日比1.28%安の3204.75ポイントで取引を終了した。金融株が安い。不動産株、医薬品株、エネルギー株、消費関連株、運輸株なども売られた。半面、ハイテク株は高い。発電・電力設備株、ソーラー発電設備株、素材株、メディア・娯楽株も買われた。 亜州リサーチ(株) 《CS》