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24日の中国本土市場概況:上海総合0.4%安で続落、企業業績に不透明感

2023/3/27 16:46 FISCO
*16:46JST 24日の中国本土市場概況:上海総合0.4%安で続落、企業業績に不透明感 週明け27日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前営業日比14.26ポイント(0.44%)安の3251.40ポイントと続落した。 企業業績の不透明感が投資家心理を重くしている。朝方公表された中国工業企業の利益総額は今年1〜2月に前年同期比で22.9%減少し、昨年通年の4.0%減から減少率が拡大した。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。中国人民銀行(中央銀行)が再び資金供給に舵を切ったことはプラスだ。人民銀は27日、リバースレポ取引を通じ、満期分との差引で2550億人民元を市中供給している。先週は週間で、差引1130億人民元を市中から引き揚げていた。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、不動産の下げが目立つ。信達地産(600657/SH)が3.3%安、新城控股集団(601155/SH)が3.1%安、金地集団(600383/SH)と緑地HD(600606/SH)がそろって2.0%安で取引を終えた。 石油関連の銘柄群も安い。中国石油化工(600028/SH)が3.1%、中海油田服務(601808/SH)が2.5%、中国石油天然気(601857/SH)が1.1%ずつ下落した。石油・化学大手の中国石油化工に関しては、A株の第三者割当増資計画が嫌気されている。また、通期決算の減益と配当の減額見通しもマイナス材料だ。 通信・ネットワーク株もさえない。中国電信(601728/SH)が4.2%安、中国移動(600941/SH)が3.2%安、中国聯通(600050/SH)が1.8%安、中国衛通(601698/SH)が1.5%安とそろって続落した。公益株、消費関連株、インフラ関連株、素材株なども売られている。 半面、医薬品株はしっかり。健民薬業集団(600976/SH)が4.1%、江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が3.8%、薬明康徳(603259/SH)が2.4%、天士力医薬集団(600535/SH)が1.8%ずつ上昇した。保険・証券株、IT関連株、娯楽株も買われている。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.44ポイント(0.15%)安の290.91ポイント、深センB株指数が5.04ポイント(0.42%)安の1182.28ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《CS》