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24日の中国本土市場概況:上海総合は0.6%安で4日ぶり反落、「科創板」は逆行高

2023/3/24 16:53 FISCO
*16:53JST 24日の中国本土市場概況:上海総合は0.6%安で4日ぶり反落、「科創板」は逆行高 24日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比21.00ポイント(0.64%)安の3265.65ポイントと4日ぶりに反落した。 国内発の新規材料に乏しい中で、売り圧力が意識される流れ。上海総合指数は前日まで3日続伸し、足もとで約3週ぶりの高値水準を回復していた。様子見ムードも漂う。来週27日に2月の中国工業企業利益、31日に3月の中国製造業PMIが公表されるほか、主要企業の決算報告が進んでいる。もっとも、大きく売り込む動きはみられない。中国景気は持ち直しているとの見方が支えだ。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、エネルギー関連の下げが目立つ。中国中煤能源(601898/SH)が6.1%安、中海油田服務(601808/SH)が4.9%安、中国石油化工(600028/SH)が3.2%安、中国石油天然気(601857/SH)が2.3%安で引けた。そのほか、タンカーの中遠海運能源運輸(600026/SH)が3.3%安と続落している。 通信・ネットワーク株も安い。中国衛通(601698/SH)が9.3%、中国聯通(600050/SH)が4.7%、中国電信(601728/SH)が3.8%、中国移動(600941/SH)が2.4%ずつ下落した。 金融株もさえない。招商銀行(600036/SH)が2.2%安、中国人寿保険(601628/SH)が2.0%安、中国銀河証券(601881/SH)が2.7%安と値を下げた。医薬品株、公益株、素材株なども売られている。 半面、ITハイテク株は総じてしっかり。インターネット・セキュリティーの三六零安全科技(601360/SH)がストップ(10.0%)高、業務ソフト開発大手の用友網絡科技(600588/SH)が4.4%高、産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)が3.9%高、フィンテック大手の恒生電子(600570/SH)が3.2%高で取引を終えた。ほか、ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」の主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」は2.0%逆行高している。不動産株、酒造・食品株の一角も買われた。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.66ポイント(0.23%)高の291.35ポイント、深センB株指数が0.39ポイント(0.03%)高の1187.31ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《CS》