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1日の中国本土市場概況:上海総合1.00%高で続伸、中国聯通はストップ高

2023/3/1 17:09 FISCO
*17:09JST 1日の中国本土市場概況:上海総合1.00%高で続伸、中国聯通はストップ高 1日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比32.74ポイント(1.00%)高の3312.35ポイントと続伸した。 中国景況感指標の上振れが材料視される流れ。朝方公表された2月の製造業購買担当者景気指数(PMI、国家統計局などが集計)は52.6に回復し、市場予想(50.6)以上に前月実績(50.1)から改善した。2012年4月以来、10年10カ月ぶりの高水準を記録している。中国経済対策に対する期待感も根強い。国政助言機関の全国政治協商会議は3月4日、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)は5日に開幕する。指数は安寄り後、程なく上昇に転じ、中盤から上げ幅を広げた。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、通信の上げが目立つ。中国聯通(600050/SH)がストップ(10.0)%高、中国電信(601728/SH)が8.5%高、中国移動(600941/SH)が5.0%高、烽火通信科技(600498/SH)が2.8%高、東方通信(600776/SH)が2.5%高で引けた。中国共産党中央委員会と国務院(内閣に相当)は先ごろ、「デジタル中国建設の全体準備計画」を発表。中国のデジタル化を進め、2025年までに世界最高水準を目指す戦略を改めて強調した。 通信以外のITハイテク関連も物色される。業務ソフト開発大手の用友網絡科技(600588/SH)がストップ(10.0)%高、スーパーコンピュータ世界大手の曙光信息産業(603019/SH)が6.2%高、ネットワーク機器メーカーの超訊通信(603322/SH)が5.9%高、インターネット・セキュリティーの三六零安全科技(601360/SH)が4.8%高、産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)が3.8%高で取引を終えた。 金融株もしっかり。招商銀行(600036/SH)が2.5%、興業銀行(601166/SH)が1.5%、中国人寿保険(601628/SH)と中国平安保険(601318/SH)がそろって3.7%、国聯証券(601456/SH)が2.5%、中国光大証券(601788/SH)が2.0%ずつ上昇した。消費関連株、エネルギー株、素材株、公益株、不動産株、インフラ建設株、運輸株なども買われている。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.59ポイント(0.20%)高の296.42ポイント、深センB株指数が4.35ポイント(0.36%)高の1222.50ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《CS》