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28日の中国本土市場概況:上海総合0.7%高で5日ぶり反発、通信株に買い

2023/2/28 17:12 FISCO
*17:12JST 28日の中国本土市場概況:上海総合0.7%高で5日ぶり反発、通信株に買い 28日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比21.57ポイント(0.66%)高の3279.61ポイントと5日ぶりに反発した。 前日までの続落を受け、ひとまず買い戻しが先行する流れ。昨夜の債券市場で米債券利回りが低下に転じたことも好感された。中国人民銀行(中央銀行)の大幅資金供給もプラス材料。人民銀は28日、リバースレポ取引を通じ、月末の流動性確保に向け満期分との差引で3310億人民元を市中供給している。27日の供給額は660億人民元にとどまっていた。ただ、上値は重い。ロシア支援や気球問題を巡り、米中関係が悪化すると警戒されている。指数は安く推移する場面もみられた。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、通信の上げが目立つ。中国電信(601728/SH)が6.4%高、中国聯通(600050/SH)が3.7%高、中国移動(600941/SH)が2.7%高、東方通信(600776/SH)が4.2%高、烽火通信科技(600498/SH)が3.7%高で引けた。 発電株も高い。華能国際電力(600011/SH)が4.6%、大唐国際発電(601991/SH)が2.4%、華電国際電力(600027/SH)が2.3%、国電電力発展(600795/SH)が1.8%ずつ上昇した。 医薬品株も物色される。健康元薬業集団(600380/SH)が4.8%高、人福医薬集団(600079/SH)が4.3%高、広州白雲山医薬集団(600332/SH)が2.7%高、上海医薬集団(601607/SH)が2.0%高で取引を終えた。メディア・娯楽株、不動産株、金融株、ハイテク株、消費関連株、インフラ関連株、運輸株なども買われている。 半面、石炭株はさえない。エン鉱能源(600188/SH)と広匯能源(600256/SH)がそろって1.5%、鄭州煤電(600121/SH)が0.6%、中国中煤能源(601898/SH)と陝西煤業(601225/SH)がそろって0.5%ずつ下落した。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.61ポイント(0.21%)安の295.83ポイント、深センB株指数が0.80ポイント(0.07%)高の1218.15ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《CS》