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12日の香港市場概況:ハンセン0.4%高で続伸、BYDは5.3%上昇

2023/1/12 18:00 FISCO
*18:00JST 12日の香港市場概況:ハンセン0.4%高で続伸、BYDは5.3%上昇 12日の香港市場は、主要76銘柄で構成されるハンセン指数が前日比78.05ポイント(0.36%)高の21514.10ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が0.92ポイント(0.01%)高の7311.84ポイントと小幅ながらそろって続伸した。売買代金は1595億8360万香港ドルとなっている(11日は1658億4690万香港ドル)。 内外環境の改善で投資家心理が上向く流れ。中国のリオープン(経済再開)進展、昨夜の米株高、原油や銅などの商品市況高も材料視されている。寄り付き直後に公表された昨年12月の中国物価統計は、消費者物価指数(CPI)が前年同月比プラス1.8%で市場予想と一致、生産者物価指数(PPI)はマイナス0.7%と市場予想(マイナス0.1%)以上に下落した。米中の指標発表が気がかり材料として意識され、指数はマイナス圏で推移する場面もみられたものの、プラス圏に浮上して取引を終えた。12月の米消費者物価指数(CPI)は今夜(日本時間22時半ごろ)、同月の中国貿易統計はあす公表される。(亜州リサーチ編集部) ハンセン指数の構成銘柄では、電池・自動車メーカーの比亜迪(BYD:1211/HK)が5.3%高、太陽光発電用ガラス基板メーカーの信義光能HD(968/HK)が4.1%高、石油グループ大手の中国石油天然気(857/HK)が3.9%高と上げが目立った。BYDに関しては、販売シェア拡大なども支援材料。中国業界団体のまとめによれば、2022年のメーカー別乗用車販売台数(マイクロバスを除く狭義ベース)で、BYDは初めて国内首位に浮上した。また、世界4位の自動車市場であるインドで、大規模な事業拡大を計画しているとも伝わっている。 セクター別では、石油関連が高い。上記した中国石油天然気のほか、中海油田服務(2883/HK)が3.3%、中国海洋石油(883/HK)が2.4%、中国石油化工(386/HK)が1.8%ずつ上昇した。 非鉄セクターもしっかり。江西カン鋒リ業(1772/HK)が3.0%高、中国宏橋集団(1378/HK)が1.8%高、江西銅業(358/HK)が1.7%高、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が1.5%高で引けた。 半面、中国ネット株はさえないハンセン科技(テック)指数は1.3%逆行安している。個別では、快手科技(1024/HK)が4.5%安、騰訊HD(700/HK)が2.6%安、阿里巴巴集団HD(9988/HK)が1.9%安と値を下げた。 中国不動産セクターも安い。合景泰富地産HD(1813/HK)が3.9%、龍湖地産(960/HK)が3.7%、中国金茂HD(817/HK)が3.3%、旭輝HD(884/HK)が2.5%ずつ下落した。 一方、本土市場は3日ぶりに反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.05%高の3163.45ポイントで取引を終了した。石油関連株が高い。ハイテク株、自動車株、メディア関連株、金融株なども買われた。半面、不動産株は安い。医薬品株、酒造・食品株、素材株、公益株も売られた。 亜州リサーチ(株) 《FA》