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12日の中国本土市場概況:上海総合0.05%高で3日ぶり反発、石油関連に買い

2023/1/12 17:17 FISCO
*17:17JST 12日の中国本土市場概況:上海総合0.05%高で3日ぶり反発、石油関連に買い 12日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比1.61ポイント(0.05%)高の3163.45ポイントと3日ぶりに反発した。 中国経済の持ち直しが期待される流れ。中国のリオープン(経済再開)進展や、中国当局の景気テコ入れスタンスが改めて材料視されている。原油や銅などの商品市況高も追い風。昨夜のNY市場では、WTI原油先物が3.0%高で5日続伸した。ただ、全体としては上値が重い。米中の指標発表が気がかり材料として意識され、指数はマイナス圏で推移する場面もみられた。12月の米消費者物価指数(CPI)は今夜(日本時間22時半ごろ)、同月の中国貿易統計はあす公表される。寄り付き直後に公表された昨年12月の中国物価統計は、消費者物価指数(CPI)が前年同月比プラス1.8%で市場予想と一致、生産者物価指数(PPI)はマイナス0.7%と市場予想(マイナス0.1%)以上に下落した。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、石油関連の上げが目立つ。中国石油天然気(601857/SH)が1.4%高、海洋石油工程(600583/SH)が1.3%高、中海油田服務(601808/SH)が1.2%高で引けた。そのほか、タンカーの中遠海運能源運輸(600026/SH)が6.6%高、招商局能源運輸(601872/SH)が2.4%高と値を上げている。 ハイテク株もしっかり。情報技術サービスの上海宝信軟件(600845/SH)が1.6%、半導体モジュール生産の嘉興斯達半導体(603290/SH)と薄膜コンデンサ中国最大手の廈門法拉電子(600563/SH)がそろって1.1%ずつ上昇した。自動車株、メディア関連株、金融株なども買われている。 半面、不動産株は安い。金地集団(600383/SH)が3.8%、格力地産(600185/SH)が3.6%、新城控股集団(601155/SH)が3.0%、保利地産(600048/SH)が2.4%ずつ下落した。医薬品株、酒造・食品株、素材株、公益株も売られている。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.06ポイント(0.02%)高の286.05ポイント、深センB株指数が19.40ポイント(1.64%)安の1166.84ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《FA》