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12日の香港市場概況:ハンセン2.2%安で3日ぶり反落、碧桂園服務17%下落
2022/12/12 18:00
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*18:00JST 12日の香港市場概況:ハンセン2.2%安で3日ぶり反落、碧桂園服務17%下落 週明け12日の香港市場は、主要76銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比437.24ポイント(2.20%)安の19463.63ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が205.91ポイント(3.01%)安の6628.30ポイントとそろって3日ぶりに反落した。売買代金は1587億5140万香港ドルに縮小している(9日は1994億4690万香港ドル)。 米金融引き締めの長期化が警戒される流れ。11月の米生産者物価指数(PPI)が上振れしたことを受け、インフレがピークアウトしたとの見方が後退し、米連邦準備理事会(FRB)が利上げを長期に継続するとの懸念が再び強まった。米債券市場では、米10年債利回りが大幅上昇している。またハンセン指数は先週末まで急ピッチに上昇し、約3カ月ぶりの高値水準を回復していただけに、売り圧力も意識された。(亜州リサーチ編集部) ハンセン指数の構成銘柄では、不動産管理サービスの碧桂園服務HD(6098/HK)が17.0%安、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が12.6%安と下げが目立った。碧桂園服務については、主席による保有株一部売却が嫌気されている。舜宇光学に関しては、今年11月のスマートフォン用レンズ出荷数が前年同月比で26.4%減少し、7カ月連続でマイナス成長を余儀なくされたことが売り材料視された。 セクター別では、新興EV(電気自動車)関連が安い。理想汽車(2015/HK)が12.0%、小鵬汽車(9868/HK)が11.1%、浙江零ホウ科技(9863/HK)が8.0%、蔚来集団(9866/HK)が6.6%ずつ下落した。 非鉄や鉄鋼、セメントなど素材セクターもさえない。新疆新キン鉱業(3833/HK)が7.6%安、江西銅業(358/HK)が2.8%安、重慶鋼鉄(1053/HK)が5.2%安、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が3.2%安、中国建材(3323/HK)が3.1%安、安徽海螺水泥(914/HK)が2.3%安と値を下げた。 半面、医薬セクターは物色される。山東新華製薬(719/HK)が53.8%、四環医薬HD集団(460/HK)が14.3%、広州白雲山医薬集団(874/HK)が8.5%ずつ上昇した。製品の販売増が期待される。山東新華製薬はこのほど、新型コロナウイルスの防疫対策が見直され、軽症者の自宅隔離が認められたことを受け、関連する医薬品の需要が急増していると報告した。 一方、本土市場は反落。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.87%安の3179.04ポイントで取引を終了した。不動産株が安い。金融株、素材株、エネルギー株、公益株、消費関連株、インフラ関連株なども売られた。半面、医薬品株は高い。ハイテク株、空運株も買われた。 亜州リサーチ(株) 《FA》
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