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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日続落、原油価格の下落が資源セクターの圧迫材料となった

2022/12/9 9:23 FISCO
*09:23JST 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日続落、原油価格の下落が資源セクターの圧迫材料となった 【ブラジル】ボベスパ指数 107249.04 -1.67% 8日のブラジル株式市場続落。主要指標のボベスパ指数は前日比1819.51ポイン安(-1.67%)の107249.04で取引を終了した。109285.75から106905.81まで下落した。 小幅安で寄り付いた後は下げ幅を拡大させ、引けまで安値圏でもみ合った。原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かりとなった。また、財政不安の高まりも引き続き圧迫材料。一方、利上げの見送りが指数をサポートした。また、中国のコロナ政策の緩和も好感された。 【ロシア】MICEX指数 2184.43 -0.39% 8日のロシア株式市場は3日続落。主要指標のMOEX指数は前日比8.45ポイント安(-0.39%)の2184.43で取引を終了した。2197.77から2174.57まで下落した。 売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。原油価格の下落が資源セクターの圧迫材料となったほか、世界景気の先行き不安が指数の足かせとなった。また、欧米の金融引き締めの長期化懸念なども引き続き嫌気された。一方、中国当局がコロナ防疫措置の緩和を発表したことが引き続き支援材料となった。 【インド】SENSEX指数 62570.68 +0.26% 8日のインドSENSEX指数は小反発。前日比160.00ポイント高(+0.26%)の62570.68、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同48.85ポイント高(+0.26%)の18609.35で取引を終えた。 終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅をやや拡大させた。政府が鉄鋼や医薬などの輸出促進策を発表したことが対象セクターの支援材料。また、中国当局がコロナの防疫措置の緩和を発表したことも、同国経済の再開期待を高めた。 【中国本土】上海総合指数 3197.35 -0.07% 8日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比2.27ポイント安(-0.07%)の3197.35ポイントと続落した。 中国の景気懸念が相場の重しとなる流れ。7日公表された今年11月の中国貿易統計では、米ドル建て輸出入の伸びがそろって大幅に鈍化した。人民元建てでは、輸入が予想外のマイナスに転じ、内需の弱さが再確認された格好となっている。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。中国リオープン(経済再開)進展の期待が支えとなっている。指数はプラス圏で推移する場面もみられた。 《CS》