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29日の香港市場概況:ハンセン0.7%安で3日ぶり反落、米中景気懸念が重し(訂正)

2022/8/29 18:14 FISCO
*18:14JST 29日の香港市場概況:ハンセン0.7%安で3日ぶり反落、米中景気懸念が重し(訂正) 下記のとおり修正します。 (誤)29日の香港市場概況:ハンセン0.7%高で3日ぶり反落、米中景気懸念が重し (正)29日の香港市場概況:ハンセン0.7%安で3日ぶり反落、米中景気懸念が重し(訂正) 週明け29日の香港市場は、主要69銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比146.82ポイント(0.73%)安の20023.22ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が48.73ポイント(0.70%)安の6872.26ポイントとそろって3日ぶりに反落した。売買代金は917億8980万香港ドルに縮小している(26日は1027億7760万香港ドル)。 内外環境の不透明感が投資家心理の重しとなる流れ。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は26日の講演で「インフレが落ち着くまで利上げを継続する」という方針を改めて強調し、米金利はこれを受けて上昇基調を強めた。中国では、国家統計局が27日公表した1〜7月の工業企業利益が前年同月比で1.1%減となり、1〜6月の1.0%増からマイナス成長に転落している。ただ、下値を叩くような売りはみられない。中国経済対策の効果が期待されたほか、このところマーケットの売り材料となっていた電力需給のひっ迫問題に関し、一部地域で解消されつつある点もプラス材料となっている。(亜州リサーチ編集部) ハンセン指数の構成銘柄では、電動工具メーカー大手の創科実業(669/HK)が5.5%安、パソコン(PC)世界大手の聯想集団(レノボ・グループ:992/HK)が4.7%安、中国ニット衣料最大手の申州国際集団HD(2313/HK)が4.5%安と下げが目立った。申洲と創科は米向け売上比率が大きいこともあり、米金利高による景気先行き不安も逆風となっている。 セクター別では、海運関連が安い。太平洋航運集団(2343/HK)が3.7%、中遠海運HD(1919/HK)が2.1%、中国国際海運集装箱(2039/HK)が4.1%ずつ下落した。 非鉄や建材や鉄鋼、非鉄など素材セクターもさえない。中国建材(3323/HK)が3.2%安、安徽海螺水泥(914/HK)が2.8%安、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が1.9%安、中国東方集団HD(581/HK)が1.3%安、中国宏橋集団(1378/HK)が4.3%安、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が3.2%安で引けた。 半面、教育サービスの銘柄群は物色される。中国教育集団HD(839/HK)が5.6%高、新東方在線科技HD(1797/HK)が5.5%高、中国東方教育HD(667/HK)が3.4%高と値を上げた。通信教育大手の新東方在線科技については、2022年5月通期決算の赤字幅縮小が好感されている。 他の個別株動向では、飲食ポータルサイトの美団(3690/HK)が4〜6月期決算の赤字縮小を手がかりに2.6%上昇した。 一方、本土市場は小反発。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.14%高の3240.73ポイントで取引を終了した。ハイテク株が高い。エネルギー株、発電設備株、不動産株、軍事関連株、空運株なども買われた。半面、金融株は安い。消費関連株、医薬品株、素材株、海運株も売られた。 亜州リサーチ(株) 《FA》