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29日の中国本土市場概況:上海総合0.1%高で小反発、ハイテクに買い

2022/8/29 16:51 FISCO
*16:51JST 29日の中国本土市場概況:上海総合0.1%高で小反発、ハイテクに買い 週明け29日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前営業日比4.51ポイント(0.14%)高の3240.73ポイントと小反発した。 中国経済対策の効果が期待される流れ。国務院(内閣に相当)が専項債(公益事業向け資金調達を行う特別地方債)発行額の上積み決定や、中国人民銀行(中央銀行)の金利引き下げを改めて材料視した。また、このところマーケットの売り材料となっていた電力需給のひっ迫問題に関し、一部地域で解消されつつあることもプラス材料となっている。ただ、指数は安く推移する場面もあった。景気鈍化懸念が根強いほか、新型コロナウイルス感染対策の行動抑制が一部地区で強化されていることが不安視されている。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、ハイテクの上げが目立つ。電子機器メーカーの国睿科技(600562/SH)が3.9%高、携帯端末ODM(開発・製造受託サービス)の聞泰科技(600745/SH)が3.3%高、半導体モジュール設計・生産の嘉興斯達半導体(603290/SH)が3.2%高、光ケーブル生産の烽火通信科技(600498/SH)が2.0%高で引けた。 エネルギー関連の銘柄も高い。中国中煤能源(601898/SH)が5.9%、陝西煤業(601225/SH)が2.0%、海洋石油工程(600583/SH)が2.4%、中海油田服務(601808/SH)が1.7%ずつ下落した。 発電設備株もしっかり。電力設備グループ大手の特変電工(600089/SH)が6.0%高と値を上げた。同社が発表した中間決算では、純利益が前年同期比で2倍に拡大した。同業他社株にも物色が広がっている。そのほか、不動産株、軍事関連株、空運株なども買われた。 半面、金融株はさえない。興業銀行(601166/SH)が5.3%安、杭州銀行(600926/SH)が1.9%安、招商銀行(600036/SH)が1.2%安、中国人寿保険(601628/SH)が1.4%安、中国人民保険集団(601319/SH)が0.8%安で取引を終えた。消費関連株、医薬品株、素材株、海運株も売られている。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.44ポイント(0.46%)高の310.84ポイント、深センB株指数が2.70ポイント(0.22%)安の1224.39ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《FA》