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8日の中国本土市場概況:上海総合0.3%安で反落、自動車セクターに売り

2022/7/8 16:47 FISCO
*16:47JST 8日の中国本土市場概況:上海総合0.3%安で反落、自動車セクターに売り 8日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比8.32ポイント(0.25%)安の3356.08ポイント(上海A株指数は0.25%安の3517.37ポイント)と反落した。 中国の新型コロナウイルス感染再拡大が不安視される流れ。国家衛生健康委員会(NHC)が8日朝方発表したところによれば、7日に確認された新規感染(症状あり)は47人で、無症状をあわせ全国378人に上った。6日連続で300人を超えている。感染が増加した地域で行動抑制が強化されるなか、経済活動の萎縮が懸念される状況だ。もっとも、下値は限定的。中国経済対策の期待感が高まったことで、指数はプラス圏で推移する場面もみられた。一部外電は7日、「景気対策の一環として、中国政府は専項債(公益事業向け資金調達を行う特別地方債)の前倒し発行を計画しているもよう」などと消息筋情報として伝えている。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、自動車の下げが目立つ。安徽江淮汽車集団(600418/SH)が6.1%安、長城汽車(601633/SH)が3.7%安、広州汽車集団(601238/SH)が2.7%安、東風汽車(600006/SH)が2.3%安で取引を終えた。 電力設備・発電株も安い。東方電気(600875/SH)が3.7%、特変電工(600089/SH)が2.3%、国電南瑞科技(600406/SH)が1.4%、上海電力(600021/SH)が2.6%、大唐国際発電(601991/SH)が1.4%ずつ下落した。半導体株、非鉄・鉄鋼株、証券株、軍事関連株、エネルギー株の一角なども売られている。 半面、ゼネコン株はしっかり。中国中鉄(601390/SH)が2.6%、中国建築(601668/SH)が1.5%、四川路橋建設集団(600039/SH)が1.4%ずつ上昇した。銀行・保険株、不動産株、医薬品株、運輸株、食品飲料株も買われている。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.44ポイント(0.47%)高の308.35ポイント、深センB株指数が0.04ポイント(0.00%)高の1214.58ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《FA》