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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日続落、原油安や中国での規制強化などで

2021/8/23 10:37 FISCO
*10:37JST 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日続落、原油安や中国での規制強化などで 【ブラジル】ボベスパ指数 の118052.77 +0.76% 20日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比888.09ポイント高(+0.76%)の118052.77で取引を終了した。116040.3から118308.0まで上昇した。 売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。欧米株高が好感され、ブラジル株への買いが継続。また、米国の金融緩和が早期に縮小されるとの脅威が和らげられていることもブラジルなど新興国からの資金流出懸念をやや後退させた。ほかに、ゴールドマン・サックス証券など機関投資家らが新興国株の割安感を指摘したことも買い安心感を与えたもようだ。 【ロシア】MICEX指数 3832.70 -0.55% 20日のロシア株式市場は3日続落。主要指標のMOEX指数は前日比21.28ポイント安(-0.55%)の3832.70で取引を終了した。3871.43から3826.27まで下落した。 買いが先行した後は売りに押され、引けまで下げ幅をじりじりと拡大させた。原油価格の続落が嫌気され、資源を中心に売りが広がった。また、中国での規制強化が強まっていることや中国のハイテク株の大幅安なども警戒された。一方、欧州市場がおおむね堅調だったことが指数を下支えした。 【インド】MICEX指数 55329.32 -0.54% 20日のインド株式市場は続落。前日比300.17ポイント安(-0.54%)の55329.32、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同118.35ポイント安(-0.71%)の16450.50で取引を終えた。 売りが先行した後は狭いレンジで一進一退の展開を示した。利上げ懸念の高まりが株式市場への資金流入期待を後退させた。インフレ加速を受け、インド準備銀行(中央銀行)が向こう数カ月は利上げに踏み切ると予測されている。また、外国人投資家(FII)の売り越しも指数の足かせとなった。 【中国本土】上海総合指数 3427.33 -1.10% 20日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比38.22ポイント安(-1.10%)の3427.33ポイントと続落した。約3週ぶりの安値水準に達している。 中国の締め付けスタンスが懸念される流れ。ネット企業や教育産業に留まらず、規制の対象が一段と広がるとの観測がネガティブ材料だ。中国メディアがオンライン処方の厳格化を求める記事を掲載したほか、白酒価格を巡り当局が酒造メーカー各社と20日に会合を開いたと伝えられている。このほか国家互聯網信息弁公室(国家インターネット情報弁公室)は20日、自動車メーカーに「無秩序なデータ収集」を抑制するよう求めた。また、足もとの中国景気指標下振れを背景に、経済回復ペースの鈍化が警戒されている。 《NH》