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28日の中国本土市場概況:上海総合0.7%高で続伸、内需株が相場を主導

2020/7/28 16:55 FISCO
*16:55JST 28日の中国本土市場概況:上海総合0.7%高で続伸、内需株が相場を主導 28日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比22.73ポイント(0.71%)高の3227.96ポイントと続伸している(上海A株指数は0.71%高の3383.37ポイント)。(亜州リサーチ編集部) 中国の景気回復基調を好感した買いが続く流れ。国家統計局は27日、全国工業企業の利益総額が2020年6月、前年同月比11.5%増に拡大したと報告した。6カ月ぶりにプラス成長を回復した5月(6.0%増)に比べ、増加ペースはさらに加速している。格付け大手のフィッチは28日、中国の格付けを「A+」に据え置き、見通しも「安定的」を継続。そのうえで、2020年の実質GDP成長率見通しを2.7%に上方修正した(従来予想は1.2%)。 消費など内需関連株が相場を主導。ホテル業大手の上海錦江国際酒店発展(600754/SH)が6.5%高、老舗小売グループの王府井集団(600859/SH)が5.7%高、業界大手の青島ビール(600600/SH)が3.6%高、白酒(中国の蒸留酒)メーカー最大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が2.9%高で引けた。ハイテク株、海運株、不動産株や金融株の一角なども買われている。 半面、産金株はさえない。金先物価格が過去最高値更新後に下落するなか、紫金鉱業集団(601899/SH)は4.3%安と反落した。このほか防衛関連株、医薬品株の一角も売られている。 一方、外貨建てB株相場は値上がり。上海B株指数が1.64ポイント(0.71%)高の234.22ポイント、深センB株指数が5.27ポイント(0.58%)高の908.63ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《FA》