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4日の香港市場概況:ハンセン1.2%高で続伸、舜宇光学4.8%上昇
2020/2/4 18:04
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*18:04JST 4日の香港市場概況:ハンセン1.2%高で続伸、舜宇光学4.8%上昇 4日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比319.00ポイント(1.21%)高の26675.98ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が167.24ポイント(1.63%)高の10435.36ポイントとそろって続伸した。売買代金は1358億5500万香港ドルとなっている(3日は1366億8000万香港ドル)。 中国人民銀行(中央銀行)の資金供給がプラス。人民銀は4日朝方、リバースレポを通じ過去実施分(償還)との差引で4000億人民元の資金を供給した。人民銀は巨額資金を連日で市場投入している。また、事実上の貸出基準金利となる最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」の2月分(毎月20日に公表)に関しては、3カ月ぶりに引き下げられるとの観測が流れた。中国では新型肺炎の拡大による金融市場の混乱や、経済活動の低迷が依然として警戒される状況。当局の支援強化スタンスが意識された。 ハンセン指数の構成銘柄では、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が4.8%高、乳製品メーカー中国大手の中国蒙牛乳業(2319/HK)が4.6%高、中国インターネットサービス最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)と中国政府系デベロッパーの華潤置地(1109/HK)、バイオ製薬・中医薬メーカーの中国生物製薬(1177/HK)がそろって3.4%高と上げが目立った。 セクター別では、スマートフォン(スマホ)や5Gネットワーク、半導体などハイテク関連が高い。上記した舜宇光学科技のほか、高偉電子(1415/HK)が6.1%、小米集団(シャオミ・コーポレーション:1810/HK)が4.3%、丘タイ科技(Qテクノロジー:1478/HK)が3.8%、中国鉄塔(788/HK)が4.8%、中興通訊(ZTE:763/HK)が4.1%、中国通信服務(552/HK)が2.4%、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が5.2%、華虹半導体(1347/HK)が2.2%ずつ上昇した。 中国不動産セクターもしっかり。世茂房地産HD(813/HK)が4.7%高、融創中国HD(1918/HK)が3.0%高、龍湖集団HD(960/HK)が2.1%高、雅居楽集団HD(3383/HK)が1.9%高、合景泰富集団HD(1813/HK)が1.8%高で引けた。 半面、マカオ・カジノ株はさえない。銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント:27/HK)が2.3%安、美高梅中国HD(MGMチャイナ・ホールディングス:2282/HK)が2.2%安、金沙中国(サンズ・チャイナ:1928/HK)が2.0%安、永利澳門(ウィン・マカオ:1128/HK)が1.7%安と値を下げた。マカオ政府トップの賀一誠(ホー・ヤッシン)行政長官は4日昼過ぎ、半月程度のカジノ営業停止を宣言。業界関係者と午後にも協議に入ると伝わった。 一方、本土市場は3日ぶり反発。主要指標の上海総合指数は、前日比1.34%高の2783.29ポイントで取引を終えた。ハイテク株が高い。消費関連株、金融株、医薬品株、自動車株、インフラ関連株、公益株なども買われた。 【亜州IR】 《FA》
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