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23日の中国本土市場概況:上海総合7.7%安で続落、新型肺炎の拡大を不安視

2020/2/3 17:14 FISCO
*17:14JST 23日の中国本土市場概況:上海総合7.7%安で続落、新型肺炎の拡大を不安視 春節(旧正月)連休明け3日の中国本土市場は大幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比229.92ポイント(7.72%)安の2746.61ポイントと続落した(上海A株指数は7.72%安の2878.14ポイント)。約1年ぶりの安値水準を切り下げている。 投資家心理が冷え込む。本土市場が連休中(1月24~31日)に、新型コロナウイルスの感染による新型肺炎が一段と拡大した点を踏まえ、実体経済をさらに下押すとの警戒感が強まった。発生源の武漢市を中心に、当局は交通制限を実施。一時閉鎖している工場では、再開が先延ばしとなる状況だ。 金融株が下げを主導する。中国人寿保険(601628/SH)や中国人民保険集団(601319/SH)、中信証券(600030/SH)がそろってストップ安した。最大手の中国工商銀行(601398/SH)は5.2%安と続落し、一時は昨年5月以来の安値を付けている。このほか資源・素材株、ハイテク株、不動産株、運輸株、インフラ関連株、消費関連株、自動車株なども売られた。 半面、医薬品株の一角は急伸。抗生物質メーカーの山東魯抗医薬(600789/SH)と江蘇聯環薬業(600513/SH)は連日でストップ高。医療用マスクなどを製造する振徳医療用品(603301/SH)も前営業日に続き値幅制限いっぱいまで買われた。 他の個別株動向では、車載電池世界最大手の寧徳時代新能源科技(CATL:300750/SZ)が3.7%高と反発し、上場来高値を更新。米電気自動車(EV)メーカーのテスラ(TSLA/NASDAQ)との間で、2年間の電池供給契約を交わしている。 一方、外貨建てB株相場は値下がり。上海B株指数が24.27ポイント(9.77%)安の224.30ポイント、深センB株指数が90.64ポイント(9.33%)安の880.77ポイントで終了した。 【亜州IR】 《CS》