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22日の中国本土市場概況:上海総合0.3%高で反発、ハイテク株急伸

2020/1/22 16:57 FISCO
*16:57JST 22日の中国本土市場概況:上海総合0.3%高で反発、ハイテク株急伸 22日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比8.61ポイント(0.28%)高の3060.75ポイントと反発した(上海A株指数は0.28%高の3207.12ポイント)。 新型肺炎拡大の過度な警戒感が後退する流れ。新型コロナウイルス感染による肺炎患者数の増加について大手ブローカーは、「中国経済にとっては逆風だが、当局は追加の金融緩和など経済対策を強化して善処する」との見方を示した。また、習近平・国家主席は20日、「感染拡大を全力で防ぎ、制圧する」措置を講じるよう指示。情報公開が2003年のSARS(サーズ、重症急性呼吸器症候群)まん延時と比べ、迅速になされていることも投資家の不安心理を和らげさせている。指数は後場に入りプラスに転じた。 業種別では、ハイテク関連の上げが目立つ。指紋認証ICなどの深セン市匯頂科技(603160/SH)やIC組立・検査の晶方科技(603005/SH)、ファブレス半導体メーカー上海貝嶺(600171/SH)などがストップ高まで買い進まれた。深セン市匯頂科技と晶方科技は上場来高値を更新している。不動産株や自動車株、金融株、非鉄株、運輸株、消費関連株の一角なども買われた。 このほかアップルのサプライヤー各社も物色される。立訊精密工業(002475/SZ)が7.0%高、歌爾声学(002241/SZ)が5.8%高、欣王達電子(300207/SZ)が5.5%高と値を上げた。それぞれ最高値を切り上げている。アップルの動向に関し、「新たな低価格iPhoneが2月に大量生産開始される見込み」と複数関係者の話として報じられた。 外貨建てB株相場も値上がり。上海B株指数が0.23ポイント(0.09%)高の257.52ポイント、深センB株指数が9.63ポイント(0.98%)高の993.88ポイントで終了した。 【亜州IR】 《FA》