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10日の香港市場概況:ハンセン0.3%高で続伸、テンセント2.2%上昇

2020/1/10 18:00 FISCO
*18:00JST 10日の香港市場概況:ハンセン0.3%高で続伸、テンセント2.2%上昇 10日の香港市場はまちまち。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比77.20ポイント(0.27%)高の28638.20ポイントと続伸する半面、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)は13.78ポイント(0.12%)安の11267.48ポイントと反落した。売買代金は1052億7300万香港ドルに拡大している(9日は957億3800万香港ドル)。 米中協議の進展が引き続き手がかり。中国商務部は9日午後、「米中貿易協議の『第1段階』合意文書に署名するため、劉鶴副首相は13~15日に訪米する」と発表した。これ以前には、「中国側は署名を急いでいない」との観測も浮上していただけに、協議を巡る不透明感がひとまず払しょくされている。ただ、全体としては上値が重い。9日のハンセン指数は構成銘柄がほぼ全面高(約5カ月半ぶりの高値水準)となっていたこともあり、週末を前にした利益確定売りも散見された。 ハンセン指数の構成銘柄では、中国インターネットサービス最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が2.2%高、マカオ・カジノの銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント:27/HK)が2.0%高、インフラ投資会社の長江基建集団(長江インフラ:1038/HK)が1.3%高と上げが目立った。 セクター別では、ネット関連が高い。上記したテンセントのほか、IGG(799/HK)が9.9%、中手遊科技集団(302/HK)が2.4%、閲文集団(チャイナ・リテラチュア:772/HK)が2.1%、美図(メイトゥ:1357/HK)が1.3%、阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)が1.1%ずつ上昇した。アリババは連日で上場来高値を更新している。IGGなどオンラインゲーム各社に関しては、大手ブローカーが最新リポートで、ゲームコンテンツの海外販売が拡大するとの見通しを示したことも好感された。 半面、中国不動産セクターはさえない。融創中国HD(1918/HK)が4.4%安、華潤置地(1109/HK)が3.4%安、万科企業(2202/HK)が3.1%安、龍湖地産(960/HK)が2.4%安と値を下げた。民営デベロッパーの融創中国に関しては、割安価格の第三者割当増資計画を嫌気。不動産各社は昨年後半から、増資や社債発行など資金調達が活発化している。 一方、本土市場は小反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.08%安の3092.29ポイントで取引を終えた。不動産株が安い。防衛関連株、資源・素材株、運輸株、自動車株なども売られた。半面、半導体株は高い。金融株、食品飲料株、医薬品株なども買われた。 【亜州IR】 《FA》