マーケット
4/24 15:15
38,460.08
+907.92
38,460.92
-42.77
暗号資産
FISCO BTC Index
4/25 7:10:54
10,006,300
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

概況からBRICsを知ろう ブラジル市場は4日続落、原油価格の下落も資源セクターの圧迫材料

2020/1/9 9:57 FISCO
*09:57JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル市場は4日続落、原油価格の下落も資源セクターの圧迫材料 【ブラジル】ボベスパ指数 116247.03 -0.36% 8日のブラジル市場は4日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比414.91ポイント安(-0.36%)の116247.03で取引を終えた。117334.8から115693.00まで下落した。 買いが先行した後は売りに押され、引けまで狭いレンジでもみ合った。弱い経済指標が足かせとなった。11月生産者価格指数(PPI)は前月比で0.72%上昇し、前月の上昇率0.91%を下回った。また、原油価格の下落も資源セクターの圧迫材料となった。一方、指数の下値は限定的。中東情勢の緩和観測などが指数をサポートした。 【ロシア】MICEX指数 3110.06 +1.01% 8日のロシア株式市場は3営業日続伸。主要指標のMOEX指数は前日比31.19ポイント高(+1.01%)の3110.06で取引を終了した。3071.88から3112.01まで上昇した。 売りが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。中東情勢の緩和観測などが支援材料。プーチン大統領とトルコのエルドアン大統領はこのほど、イラン情勢を含めて中東地域の緊張緩和に向けた連携を強化する共同声明を発表した。一方、原油価格が不安定な値動きを示したことが資源の一角の売り圧力を強めた。 【インド】SENSEX指数 40817.74 -0.13% 8日のインドSENSEX指数は小反落。前日比51.73ポイント安(-0.13%)の40817.74、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同27.60ポイント安(-0.23%)の12025.35で取引を終えた。 終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を縮小させた。統計局は前日7日、2019年度の成長率について、5%前後になるとの見通しを示した。これは2018年度の6.8%を大幅に下回る。また、財政支出の縮小観測も圧迫材料。今年度の財政赤字目標を達成させるため、政府は今年度の財政支出を2兆ルピー(約3兆200億円)カットする計画だと報じられている。 【中国本土】上海総合指数 3066.89 -1.22% 8日の上海総合指数マーケットは値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比37.91ポイント安(-1.22%)の3066.89ポイントと反落した。 投資家のリスク回避スタンスが鮮明化した。「精鋭部隊司令官の殺害」に対する報復措置でイラン精鋭部隊「革命防衛隊」は日本時間朝方、イラク駐留の複数米軍基地にミサイル攻撃を実施。中東地域の地政学リスクが一段と高まった。原油相場も急騰し、経済活動の足かせになるとの不安も強まっている。また、上海総合指数は昨年末から概ね上昇基調を維持し、前日には約8カ月半ぶりの高値を付けていただけに、利食い売りも広がった。 《CS》