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17日の中国本土市場概況:上海総合1.3%高で3日続伸、金融セクター相場けん引

2019/12/17 16:50 FISCO
*16:50JST 17日の中国本土市場概況:上海総合1.3%高で3日続伸、金融セクター相場けん引 17日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比38.03ポイント(1.27%)高の3022.42ポイントと3日続伸し、約3カ月ぶりの高値水準を回復した。上海A株指数も上昇し、39.77ポイント(1.27%)高の3167.00ポイントで取引を終えている。 中国の政策に期待感が広がる流れ。現地ブローカーは最新リポートで、2020年は市場金利の低下傾向が強まり、資本市場改革も進むと予測した。中国の四川省政府は年明け早々、特別地方債を発行する予定——と報じられるなか、各種インフラ投資も加速するとみられている。また、前日公表された11月の小売や鉱工業生産が予想以上に改善したことも引き続き材料視された。中国景気の持ち直しが意識されている。指数は朝方に弱含む場面がみられたものの、徐々に買いの勢いが増し、後場から一段高となった。 金融株が相場をけん引。中国人民保険集団(601319/SH)が6.4%高、中信証券(600030/SH)が2.4%高、上海浦東発展銀行(600000/SH)が2.1%高で引けた。不動産株も高い。金地集団(600383/SH)が2.3%上昇した。このほかインフラ関連株、空運株、資源・素材株、医薬品株、ハイテク株なども上げが目立っている。 外貨建てB株も値上がり。上海B株指数が5.79ポイント(2.34%)高の252.91ポイント、深センB株指数が11.85ポイント(1.31%)高の917.82ポイントで終了した。 【亜州IR】 《FA》