株～企業情報・おすすめ銘柄

*10:19JST 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は値上がり、資金供給スタンスが改めて好感される 【ブラジル】ボベスパ指数　107363.8　+0.35％ 25日のブラジル市場は小反発。主要指標のボベスパ指数は前日比377.7ポイント高(+0.35％)の107363.8で取引を終えた。106989.5から108083.3まで上昇した。 朝方は高値を追う展開を示したが、その後は上げ幅を縮小させた。米中通商協議で複数の分野で近く合意されるとの報道が好感され、ブラジル株にも買いが広がった。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かりとなった。一方、指数の上値は重い。電力や内需関連の下落が足かせとなった。 【ロシア】MICEX指数　2873.41　-0.13% 25日のロシア株式市場は9日ぶりに反落。主要指標のMOEX指数は前日比3.64ポイント安(-0.13%)の2873.41で取引を終了した。2879.42から2848.40まで下落した。 中盤は下値を模索する展開を示したが、終盤は前日の終値近辺まで回復した。MOEX指数が前日まで8営業日続伸しており、足元での高値警戒感から利益確定売りが優勢。一方、指数は終盤に急回復し、前日の終値近辺まで戻した。予想外の利下げの実施が好感された。ロシア中央銀行は25日、主要政策金利を0.5ポイント引き下げ、6.5％とすることを発表した。 【インド】SENSEX指数　39250.20　+0.49％ 25日のインドSENSEX指数は強含み。前日比192.14ポイント高(+0.49％)の39250.20、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同43.25ポイント高(+0.37％)の11627.15で取引を終えた。 中盤はマイナス圏に転落する場面もあったが、その後は再び買い戻された。インドのビジネス環境の改善報告などが外資の流入期待を高めた。世界ビジネス環境のなかで、インドのランキングはこれまでの77位から63位まで上昇したと報告されている。また、ディワリ（ヒンズー教新年祭）連休に伴う消費の拡大観測から小売りの一角も物色された。 【中国本土】上海総合指数　2954.93　+0.48％ 25日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比14.01ポイント高（+0.48％）の2954.93ポイントと3日ぶりに反発した。 中国人民銀行（中央銀行）の資金供給スタンスが改めて好感される流れ。人民銀は25日、リバースレポを通じ300億人民元の資金を市場に供給した。資金供給は今週に入り5日連続。期日到来分との差し引きでは、週間で5600億人民元（約8兆6200億円）の供給超となる。 《CS》